芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 ( 芋木ノドッケ:1,946m、長沢山:1,738m、天祖山:1,723.3m ) 2018.6.5 登山



【PHOTO & 記録 芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 4】

さらに周囲を見回すと、 これまた根がタコ足のようになっている木の幹に 『 モミソノ頭 1584m 』 と文字を浮き彫りにした、 手の込んだ手作り標識を見つける (写真)
そう、この二軒小屋尾根上で唯一明確なポイントとなっているモミソノ頭に到着である。時刻は 9時丁度。

なお、2つの標識に記載されている標高が異なっているが、 正しい標高は 1,594mである。
立派な標識であるだけに標高が間違っているのは残念である。

疲れを感じてきており、また朝食を食べてから 3時間経過していることから、 ここで休憩することにする。

しかし、このモミソノ頭には休憩に適する場所がないため、さらに少し先へと進んで、 幹が曲がったヒメシャラ (あるいは皮が剥けてしまったアセビ) に腰掛けて休憩する (写真 中央)

9時9分に出発。
暫くは平らでやや狭い尾根を進む。
少し下った後、また登りに入るが、少し登れば平らあるいは緩やかな登りが続くようになる。

この後、小さなアップダウンを挟みながら緩やかに高度を上げていく。
所々に現れる巨木を楽しみながら進んで行くと、左手の 雲取山も 徐々に見通せるようになってくるが、まだ写真に収められるレベルではない。

道の方は一旦下った後、登りが始まる。
面白いことに、この登り斜面では今までよりも道が明瞭になってくる。

尾根の少し左下を進むのだが、尾根上に木が多いため、 ここまで勝手気ままに歩いていた登山者も必然的にこの道に集中せざるをえなくなったためと思われる。

また、いつの間にか樹相も変わってきており、 周囲にはコメツガやダケカンバなどが見られるようになる。

少し傾斜のキツイ登りが続くが、10分弱登り続けると、 また緩やかな道が続くようになり、やがて少し広々とした場所に出る。
地図を見ると、この辺が 1,726m地点のようである。
時刻は 9時43分。

今まで足下に草はほとんど見られなかったのだが、 この辺では樹林が切れる場所もあって日当たりがよいためか、下草が見られるようになり、 さらに進んで行くと今度はフキ (と思う) の群生地が現れる。

一方、この辺は倒木がそこら中にあってやや煩わしい。

やがて尾根も幅が狭くなり、左手の木々も疎らになってきたため、 少し左に寄り道をすると、 飛竜山が見えるようになる。
さらに少し進むと、今度は 雲取山も しっかりと見ることができるようになる (写真)

今まではチラチラとしか見えていなかっただけに、漸くモヤモヤが晴れる。


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