芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 ( 芋木ノドッケ:1,946m、長沢山:1,738m、天祖山:1,723.3m ) 2018.6.5 登山



【PHOTO & 記録 芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 12】

祠の屋根だけが残る場所を過ぎ、そのまま尾根通しに下って行く。
前回は、この尾根の西側下方を登っており、この祠の屋根を見て、ルートを外れて登ったので祠を見落としたのではないかと思っていたのだが、 実際尾根通しに下ってみると、他に祠は見当たらなかったのであった。

一旦平らな場所に下り着けば、 そこからは落ち葉が一面に敷かれている緩やかな下り斜面となる。

その後、短い急斜面を下って平らな場所に出た後 (写真)、 その少し先から急斜面の下りが始まる。

斜面をジグザグに下り、踊り場のような場所にて平らになった後、 その先からまた急斜面が始まる。

周囲は樹林帯であるため、前回の記憶として残っているようなモノはないのだが、 この斜面を下っていけば大日大神へと下り着くことだけは何となく分かるので、頑張って下り続ける。

しかし、疲れた身体にはこういう斜面はかなり応える。
息は上がらないものの、かなり足にきて苦しい。

周囲に杉や檜が多く見られるようになると、 やがて斜面の先に大日大神の建物が見えてくる。

そして、西側から建物の前に回り込んで、大日大神の正面に立つ。
時刻は 15時6分。
壊れかけた神社は相変わらず薄気味悪い上に、辺りが薄暗いことがさらにそのことを増幅させているため、さっさと檜の参道を下る。

すぐにロボット雨量計 (天祖山雨量局) に到着。 時刻は 15時9分。
ここで少し休憩してノドを潤した後、先へと進む。

緩やかな傾斜の中、順調に足を進め、15時21分に 水源林巡視道の分岐を通過。
その後、小さな穴の中でポタポタと水が垂れている水場 ? を過ぎた後、直角に右に曲がり、緩やかに下って行く。

続いて支尾根に入り、 途中、壊れかけた祠とその先にある立派な祠を見たところで左に曲がって広い平らな場所を横切るようにして進んで行くと、 やがて前方に 『 日原 → この先急斜面注意 ! 』 と書かれた手書きの標識が現れる。 時刻は 15時33分。

ここからは大きな岩を左手に見て、 落ち葉や岩屑が多くて滑りやすい急斜面をジグザグに下って行く。
急斜面が終わると、暫く右手の高みを巻くように進み、その先で、この 天祖山の名物である石積みのジグザグ道 (その1) に入る。

ジグザグ道を下り終えて大きな岩壁の下を通り抜けていくと、今度は岩場の下りが待っている。
途中、お助けロープが現れるが、登りでは一切使うことのなかったこのロープも、下りでは安心を得るために必要となる。

そして、岩場を終えるとまた石積みのジグザグ道 (その2) が現れるが、 こちらの石積みの登山道は絵になる光景である (写真)

ジグザグ道を下り終えて少し進めば、下方に日原林道が見えてくる。
そして、天祖山登山口には 15時55分に到着 (今朝のゲートはすぐ右)
林道を左に進み、八丁橋を渡れば車を駐めてある孫惣谷林道分岐である。到着時刻は 15時57分。

本日は、奥多摩に区切りを付けるにあたり、最後の山とも言える芋木ノドッケ、 長沢山に挑んだのであるが、ハイライトは山の方ではなく、地図上にない二軒小屋尾根の登りであった。
少し緊張感をもって臨んだもののルートは分かり易く、楽しく登ることができたのであったが、長い単調な登りは少々退屈でもある。

なお、これで奥多摩の主要な山はほぼ片付いたことになるので、 梅雨が明けたら他の山域、特に夏のアルプスを楽しみたいところである。


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