編笠山、権現岳 ( 編笠山:2,523.9m、権現岳:2,715m ) 2017.9.19 登山



【PHOTO & 記録 編笠山、権現岳 10】

長く続く鎖場は、一旦岩場を縦に登ることになるが、 足場も豊富にあって難易度は低い。

その登りもそれ程長くは続かず、すぐにまた斜面をトラバースしていく。
再び、鎖場にて少し斜めに岩場を登り、そこを過ぎれば東ギボシへの分岐点に到着する。時刻は 10時39分。

当然ここは左に岩場を進んで東ギボシの頂上へと向かう。

ここは冬場であると見事なナイフリッジとなり、恐ろしくて挑戦する気にはなれない場所であるが、 無雪期は歩く岩場の幅もあり、全く恐怖を抱くことは無い。

そして 10時42分に東ギボシの頂上に到着。
念願が叶って大変嬉しい。

しかも、ここには 3体の不動明王の石仏が置かれており、 標識も何もないものと思っていただけにこれは嬉しいサプライズであった。

ここからの展望は 『 素晴らしい 』 の一言。
少し雲が絡み気味であるとは言え、南アルプス、中央アルプス、そして 御嶽も良く見え、 さらにはほぼ雲の無い状態の北アルプスの山々を見ることができる。

編笠山から 2時間以上経っているのに、 この景色が保たれていることに感謝するとともに、空気が澄む秋が来ていることを実感する。

なお、 八ヶ岳についていえば、 先程 編笠山頂上にて見えた 赤岳横岳阿弥陀岳に加え、 硫黄岳も見えるようになっている。
素晴らしい光景に頂上にいた登山者と喜びを分かち合う。

素晴らしい景色をタップリと堪能した後、10時50分、 権現岳に向かうべく登ってきた道を戻る。

10時52分に縦走路に戻り、さらに下って行く。
やがて道は登りとなり、権現小屋の前を 10時56分に通過したが、心なしか小屋が右手の谷側に傾いている気がしたのは錯覚であろうか。

ハイマツ帯に入り、やや土がボロボロした感じの溝状の道を登る。
振り返れば東ギボシが見事なピラミッド型を見せている (写真)

10時59分に 赤岳への縦走路を左に分ける。
その先に 60数段の下りの鉄梯子があるはずである。

そして、傾斜が緩やかになると、 権現岳は間近で、 目の前には大きな岩の上にチョコンと小さな岩が乗っかっている頂上が見えている。

その岩場の下まで進み、そこから左手の岩場を登れば権現岳頂上である。 時刻は 11時3分。
7年ぶりの権現岳ということになる。



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