歩道を横断し、再びササ原の斜面を下る。 写真の様に、大きな岩の上に小さな石祠が置かれており、 その周囲にはケルンのように石が積まれている。 この八ヶ岳神社の記憶が曖昧であるが、19年前、もっと大きな神社を想像していて、
実物を見て少々拍子抜けしたことは覚えている。 | |
神社にお参りした後、 その横を通って観音平を目差す。 しかし、この辺を訪れる人はあまりいないのであろう、先程までのササ原の明瞭な道に比べ、 こちらはほとんどササに覆われてしまっている。 ササの高さは膝くらいしかないので、ササが微妙に凹んでいるところを探しながら進む。 |
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やがて道は
『 保安林改良施行地 』 と書かれた古い看板の立つ、谷の突端のような場所を横切った後、
斜面を登るようになる。 その後もササが深い中、何とかササの上の凹みを見つけながら斜面を横切るように進んで行く。 少し不安になり始めた頃、突然ササ原が切れて目の前が開け、
そこに標識が現れたのでホッとする (写真の標識の裏手に飛び出す)。 | |
標識に従って右に少し進むとすぐに林道に飛び出し、
ここからは緩やかながらも登りが待っている。 三ッ頭を出発してからここまで 1時間40分程、
この間、全く休憩を取っていないのでもうヘトヘトである。 右に進んで階段を昇って行けば、先程 横切った八ヶ岳横断歩道の標識の所に至るものと思われる。 |
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左に曲がって小さな岩が散らばる道を下っていくと、 水のない河原を横断することになり、その後、再びササ原の斜面の登りが始まる。 先程 『 観音平 0.9km 』 とあったので、
すぐに観音平と思ったのだが、とんでもない。 | |
それでも何とか進み続けていくと、やがて右手斜面の上部に空間が見え始める。 ジグザグに斜面を登り、その空間の所まで喘ぎつつ登り着くと、
そこにはベンチ、方位盤 ? があり、その先が観音平の駐車場であった。 |
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今回、またもや大弛峠 − 甲武信ヶ岳の計画が台風の影響で没になり、 急遽 編笠山、 権現岳に登ることにしたのだが、 天候にも恵まれ、また長年気になっていたギボシの頂上も踏めて、大変 楽しめた山行であった。 急に思いついた行き先であり、数回登っている山にしてはかなりワクワク感を得られたのだが、 19年ぶりのルートで、しかも前回 登った時とは反対回りに進んだことが良かったのだと思う。 しかし、19年前に登りに使ったルートを今回 下ってみて、
よくもまあこんな道を登ったものだと感心した次第。 写真は前三ッ頭分岐からの下山途中に見えた編笠山。 |
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