編笠山、権現岳 ( 編笠山:2,523.9m、権現岳:2,715m ) 2017.9.19 登山



【PHOTO & 記録 編笠山、権現岳 7】

阿弥陀岳の右には中岳が続き、 中岳から右に続く尾根は主峰 赤岳へと これまた急角度で上がっていく。

そして、中岳と 赤岳とを結ぶ稜線の後方には 横岳が見えている。

赤岳の右側手前、この 編笠山のすぐ目の前にはギボシが見えており、 その右に 権現岳が続いている。
こちらから見るギボシは富士山型の美しい形をしており、見栄えは権現岳よりも格段に良い。

そして、そのギボシ、権現岳へと至るルートも良く見えていて、 この後の行程の厳しさを示している。

そうそう、やや逆光気味ながらも 富士山も しっかり見えていることを忘れてはならない。
南アルプスの方はやや雲が上がって来ているものの、先程まで見えた山々は全部確認することができる状態である。

さて、先にも述べたように、この 編笠山頂上付近は風が強く身体を冷やすので、 先を急ぐことにして 8時46分、青年小屋へと下る。

暫くシャクナゲ、ハイマツの中を進み、やがてシラビソの樹林帯に入る。
時々展望が開け、目の前にギボシ、 権現岳が見える。
ギボシは手前に西ギボシ、奥に東ギボシと連なっており、どちらも右側の権現岳に比べて岩の部分が多く、かなり登高意欲をそそられる。

さらに進むと、一気に展望が開け、 八ヶ岳が広範囲に見通せるようになり、 さらには下方に青年小屋の青い屋根も見えてくる。

樹林帯を抜け、 少し平らな場所を通過した後は、大きな岩がゴロゴロした斜面を下る。
岩にペンキ印がついており、それを忠実に辿る。

そして、青年小屋の前には 9時2分に到着。
ベンチに腰掛けて食事にする。考えたら登山開始以来、初めてものを口にすることになる。

少々風が冷たいながらも、食事をしたらかなり眠くなり、 秋を感じさせる日差しを浴びながら暫しウトウトしてしまう。

ハッと気付けば 9時半近くになっており、慌てて荷物を整理して 9時32分に出発する。
考えたら、昨日はどういう訳かあまり良く眠れず、睡眠時間は 2時間ほど、この日差しの下では眠くなる訳である。

写真は青年小屋の前から見上げた 編笠山

トイレの前を通り樹林帯に入る。
すぐに開けた斜面に出ることになり (写真)、振り返れば今登って来た 編笠山の他、 富士山御嶽が良く見える。

この場所からは少し斜面が急になり、シラビソの林を小さな振幅にてジグザグに登っていく。

土が抉られて溝状になった道を登る。
編笠山までの岩ゴロの道と違い、ここは土の上に小さな岩や木の根がある道で、これはこれで少々歩きにくい。



権 1、   権 2、   権 3、   権 4、   権 5、   権 6、   権 7、   権 8、   権 9、   権 10、   権 11、   権 12、   権 13  もご覧下さい。


百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る