赤岳_権現岳( 権現岳:2,715m  縦走路中の最高峰は 赤岳 2,899.2m ) 2010.7.10 登山



【PHOTO & 記録 赤岳_権現岳 1】

6月12日に 念願の錫ヶ岳に登ることができた と喜んでいたら、 翌週から梅雨入りとなり、 以降 山に行けない日々が続いている。
尤も、 うまく梅雨の晴れ間を捉まえれば 山に行けないことはないのだが、 何せ このところ 完全に晴れというお墨付きが無い限り 山に行かないという臆病状態になっている。
これは、 ある程度時間とお金を掛けて 遠くに行くのだから、 その結果が雨では 何ともやりきれない気分になってしまうのを防ぐためで、 ある程度致し方ないと思っている。
と、 梅雨を理由に山に行かないことを つい正当化したくなるが、 さすがに 体の調子が良いにも拘わらず (左足は相変わらず痛いが) 1ヶ月も山に行けなくなると ストレスが溜まってくる。 仕方がないので、 この 7月10日の土曜日は、 少しくらいの雨でも 丹沢 三峰山にでも行って 汗を流してこようかと思っていたら、 何と 天候が急回復し、 10日は晴れが期待できるという 嬉しいサプライズが生じたのであった。
となると、 三峰山には申し訳ないが プランから下りてもらうことになり、 かねてから 登りたい山・コースにリストアップしていた 八ヶ岳のキレットを歩くことにした。
登る山としては、 八ヶ岳の主峰 赤岳 そして権現岳ということになり、 いずれも既に登ったことのある山となるが、 先般 登った編笠山や西岳から権現岳を見て、 再度登りたいと思っていたところであるし、 また 赤岳と権現岳を結ぶ キレットを挟むコースが 何とも魅力的だったからである。
と言っても、 赤岳、キレット、権現岳を全て満たすには、 お馴染みの美し森 たかね荘から 真教寺尾根を登って赤岳に至り、 そこからキレット、旭岳を経て権現岳へ。 そして権現岳からは、 三ツ頭、前三ツ頭を経て天女山へと至り、 天女山からは八ヶ岳横断自然歩道を通って たかね荘に戻って来る ということになる。
しかし、 このコースが長いのである。 天女山までは良いとしても、 最後の八ヶ岳横断自然歩道が 距離的にちょっと厳しい。 天女山までタクシーを呼んで たかね荘まで戻る という手も考えたが、 それは最後の手段としてとっておくこととし、 結構 このコースを歩ききっている人もいるようなので チャレンジしてみようと 出かけたのであった。

横浜の自宅を 4時少し過ぎに出発。
例のごとく、 中央高速道八王子ICに至るまでの 国道16号線では、 遅い車に少々イライラさせられたものの、 中央高速道では順調に車を飛ばし、 長坂ICで高速道を下車。 その後、すぐに五町田交差点にて左折して 県道28号線に入る。 ナビの指示に従っていたものの、 1本早く道を左折してしまい、 キープ農場経由となってしまって少々遠回り。 しかし、 6時12分には お馴染みの たかね荘に到着したのであった。
駐車場には 既に 2台が駐車しており、 そのうちの1台の人は、 小生が身支度中に出発していった。 もう1台の車の持ち主は、 既に出発しているようである。

身支度を調え、 6時17分に駐車場を出発。 見上げれば、 上空には青い空が広がっているが、 山の方には少々雲が見える。
すぐに森に入り、 途中で右折して 羽衣池・牛首山方面を目指す。
足下は敷石や 丸太で作られた緩い階段状になっており、 却って歩きにくい。 さらに、 丸太の階段の間に水が溜まっている箇所が 何ヶ所もあり、 整備のつもりがむしろ仇となっている。
気持ちの良い林の中をゆっくり登り、 6時28分に羽衣池に到着。 池はほとんど草で埋まっているが、 真ん中辺には水も少し見える。 この池では 実験的に ミズバショウの栽培も行われているとか・・・。 本当にそんなことをして良いのだろうか。
道は 所々で樹林を抜け、 スキーコースのようなところを横切る。

かなり高度が上がってくると、 樹林の切れ間から 富士山を見ることができた。 沸き立つ雲の向こうに シルエットのように うっすらとしか 見えないが、 やはり富士山が見えると嬉しい。 しかし、ここから見る富士山は、 大きく右に傾いて見える。 それで正しいのであろうが、 何か地球が丸いことを 意識させられた。
やがて、 右手にスキー場のリフトが見えてきた。 立派な標識もあり、 その柱の所には 黄色い登山届用ポストも付けられている。
初めてこのコースを登った時には、 登ってきた先に スキーリフト用の施設が現れたので やはり少々しらけたが、 このコースも 3回目ともなれば、 もうその存在は当然頭に入っており、 何も感じない。 時刻は 7時4分。

7時8分、 賽ノ河原に到着。 ここからも富士山が見える。
また、 南の方には 南アルプスの山々が見える。 やはり、 少々霞んだ感じではあるが、 それでも右から、 鋸岳仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、 そして北岳間ノ岳(と思う)鳳凰三山という順に並んでいる。 北岳の左後方に見えるのは 間ノ岳と思うが (雲に隠れて形が良く見えない) 、かなり山腹に雪が残っており、 白根三山縦走のリベンジが叶うのは まだまだ先という感じである。
そして、賽ノ河原の向こうには これから登る牛首山が見える。 牛首山の右後方に見えるはずの赤岳 残念ながら山頂が雲に覆われている。 さらに牛首山左後方に見えるはずの 権現岳も雲の中。 辛うじて 三ツ頭、前三ツ頭が見えるだけである。 目的の山が、 皆 雲の中なので、 少々気持ちが萎える。

賽ノ河原を過ぎ、 牛首山に向かって 急斜面を登る。 主に 樹林帯の中を登るのだが、 時折、左側が崖となっている場所を 通過することがあり、 その度に富士山茅ヶ岳・金ヶ岳 そして甲斐駒ヶ岳を始めとする 南アルプスの山々を見ることができる。
そして、 写真のように、 樹林の向こうに 権現岳も見ることができたのであった。 賽ノ河原から見た時には、 完全に雲に覆われていた 権現岳であったが、 今は このように ゴツゴツした頂上部分を見ることができる。 どうやら雲は流れているようなので、 赤岳も権現岳も 今後 雲が取れることを 期待したいものである。
やがて、 樹林の中に大きな岩が現れ、 それが暫く続く。 このコースを登るのは 8年ぶりということになるが、 この岩群のことは記憶にない。

再びガレ場の上を通る。 従って、 視界が開け、 南アルプスの山々が 再び見えるようになる。 鋸岳仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳 皆 頂上は晴れているようだ。 本日は 山の選択を誤ったかもしれない。
甲斐駒ヶ岳の真下に 残雪のような白い塊が見えるが、 あれはもしかしたら 日向山の雁ヶ原であろう。
富士山の方に目をやれば、 もうほとんどフェードアウト状態。 左手前の 茅ヶ岳、金ヶ岳、曲岳はよく見える。
なお、この八ヶ岳の裾野に広がる 緑の原について、 この時はゴルフ場と解釈し、 少々苦々しく思ったのだったが、 後ほど 八ヶ岳横断自然歩道を歩いてみて、 それが八ヶ岳牧場だと気づいた次第。 やはり 勝手な思い込みは良くないと反省。

シラビソの樹林帯の中、 急登が続く。
しかし、 それも徐々に傾斜が緩やかになってきたな と感じ始めると、 やがて牛首山の頂上であった。 時刻は 7時59分。
ここは 標高 2,280.1mであり、 三等三角点が置かれている。
以前はなかったベンチに腰掛け、 少し休憩。 頂上は樹林に囲まれていて 展望は利かないものの、 わずかに西側だけ少し隙間が空いており、 そこから権現岳方面が見える。 しかし、この時は、 権現岳に再び雲が掛かっており、 僅かに隣の旭岳の頂上が見えただけであった。
頂上では 3分ほど休んだだけで、 すぐに出発。 先のガレ場で追い抜いた人が まだ頂上に登ってこないうちの出発であった。



赤岳_権現岳登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.7.10 天候:晴れ時々曇り単独行日帰り
登山路:美し森 たかね荘−羽衣池−賽ノ河原−牛首山−扇山−(真教寺尾根)−竜頭峰基部−赤岳−竜頭峰基部− キレット−ツルネ−旭岳−権現岳−三ツ頭−前三ツ頭−天ノ河原−天女山−展望台−(八ヶ岳横断自然歩道)−羽衣池−美し森 たかね荘
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−長坂IC−五町田 −(県道28号線)−キープ農場−美ヶ森交差点−美し森 たかね荘 (車にて)
交通復路:美し森 たかね荘−赤岳神社−(県道28号線)−五町田−長坂IC−大月JCT−都留IC−道志村−半原−瀬谷 (車にて)

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