2017年現在、使っている人を見た事も使っているという話も聞いた事もありません。僕はこっそり使っています(^O^)
僕の秘密だったんですが、公開しちゃいましょう〜
原理は異なりますが、用途は減感と同じです。
NDフィルターはカメラの中に入る光の量を少なくします。
光量が多すぎる時に使います。水中マクロの場合、光が多すぎる場合とは、
●七色のフラッシュ光が多すぎる時
●青い自然光が多すぎる時
です。
ありません。
●TTL調光の場合、TTL調光補正でカメラマンが調整します。
●マニュアル発光の方は自分で減らします。
SSを同調速度にしていても青い自然光が多すぎる時に使います。
●明るい海では役に立ちます。
●暗い海では、使いません。
青い自然光量はNDフィルターと使うと少なくなります。量が減るため、比率も変わります。
NDフィルター使用前・必要な光の量四角10個分。青い自然光量4個分。七色のフラッシュ光量6個分。比率は4対6。
NDフィルター使用・ND2使用。・必要な光の量四角10個分。全ての光の量が半分になります。青い自然光量2個分。七色のフラッシュ光量3個分。(実際にはフラッシュは6個分光ってます。)
足りない分をTTLが調整して、青い自然光量2個分。七色のフラッシュ光量8個分。青い自然光と七色のフラッシュ光の比率は2対8。青い自然光比率が下がります。(実際にはフラッシュは16個分光ってます。)
ND4使用の場合、七色のフラッシュ光量9個分。青い自然光と七色のフラッシュ光の比率は1対9。青い自然光比率が下がります。(実際にはフラッシュは36個分光ってます。)
●画質低下については、個人的には気になっていません。
●減感とは違いレンズの中に入る光の量が減ってしまいます。ファインダーの中が暗くなります。オートフォーカスが働きにくくなります。必ず明るいターゲットライトと併用しましょう。
●フラッシュの最大発光量の限界が、早く訪れます。近接撮影のみでの使用となるでしょう。
青無し写真すべてにおいて青い自然光量を減らす事が出来ます。
白砂飛ばし系すべて&黒抜き・黒抜き系すべてにおいて有利です。
原理は異なりますが、基本的には同じ用途です。青い自然光比率を下げるために使います。
| NDフィルター | 減感 | |
| 調整幅 | フィルターの種類により 大きな調整が可能 |
ISO50程度までの設定しかない。 |
| 画質 | あまり変わらない。 | ダイナミックレンジが低下する。 白飛び・色飽和しやすい。 |
| 携帯性 | 荷物が増える 水中での取り外しは面倒 |
カメラの設定のみ。楽ちん。 |
| AF | 合い難くなる。 ターゲットライト必須 |
変化なし |
減感とNDフィルターのどちらが良いかはカメラ次第です。
画質とAFの取引です。
減感設定の無いカメラ・基準感度がISO200のカメラなどで青被りに悩んでいる人は是非使ってみて下さい。
2021年現在、AFの暗所合焦能力が、とてもも良くなっています。今からの方がNDフィルターは使いやすくなるでしょう。
陸上用のフィルターをそのまま水中で外付けします。クローズアップレンズをつけるのと同じです。
陸上用ですがただのフィルターなので水中でも問題ありません。曇ったり傷がついたら、買い替えです。ある程度で使い捨てだと割り切ってください。
●ND2は、効果が少なく、別に使う必要性を感じません。取り外しが面倒なだけです。
●ND4は、二段分ですから効果が実感出来ます。最初はこの辺で試してみるのが良いのではないかと思います。暗くなりAFが作動しにくいためターゲットライトが必ず必要です。
●ND8、僕は今これをよく使います。三段分ですので、非常に効果的です。しかし、当然非常に暗く、明るいターゲットライトが必要ですし、それでもAF性能はかなり落ちます。慣れが必要かもしれませんので、ND4あたりで慣れてから使う方が良いと思います。
●ND8以上は僕は実用的ではないと思います。ファインダーが暗すぎて使えません。見えない(^O^)
一定期間で使い捨て前提です。従ってKENKO・MARUMIあたりの安いランクで十分だと思います。薄型は水中では扱いにくいです。分厚い方が使いやすいです。安いし(^O^)
カメラの機種にもよると思いますが、TTLが必ず露出アンダーになります。そのため調光補正プラス1〜プラス2が標準です。
なぜ必ずTTLが露出アンダーになるのかの原理は不明です。理論的にはTTL調光で発光量が増え、アンダーにならないはずなんですが・・・。誰か知ってたら教えて下さい。TTL調光自体は効きますので調光補正をプラス1〜プラス2にすれば問題はありません。
マニュアル発光の人は、自分で調節してね。
陸上写真でのNDフィルターの使い方とは全く違います。このページは水中マクロ写真だけの話です。
Designed by CSS.Design Sample