ISO感度

ISO感度が高い(高感度)と、写真を作る光の量が少なくなります。
ISO感度が低い(低感度)と、写真を作る光の量が多くなります。


この横長の四角が写真を作る光の総量だとしましょう。これは、カメラが適正露出を考えて決めます。
ISO100の時カメラが四角20個分の光が必要だと考えたとしましょう。

                                       


ISO200にすると・・・感度が倍なので、光の量は半分の四角10個となります。少ない光で写真が作れます。

                   

なんて事は基本なのでどこかで、自習して下さいね。不安な人は自習して戻ってきてね。

基準感度

デジタルカメラには基準感度があります。まずご自分のカメラの基準感度を調べて下さい。
ほとんどのカメラの基準感度はISO100です。
一部のカメラの基準感度はISO200です。(オリンパスなど)
一部のカメラの基準感度はISO64です。(一部のフルサイズ機など)

このHPは、基準感度がISO100である前提で書かれます。基準感度がISO100以外のカメラの方は。読み替えて下さいな。


第五章・ISOでは、高感度について書きます。
第五章・減感では、低感度について書きます。

ISO感度を上げるデメリット・画質

ISO感度を基準感度よりも上げると画質が悪くなります。(閑話休題)

どこまでのISO感度が常用可能となのかはカメラの性能によります。
そして、あなたがどこまで許せるかによります。

自分のカメラのISO感度の限界を知ろう。
まず最初に、自分のカメラで、あなたの許容範囲は、どこまでなのか?ISO感度をどこまで上げても許せるか?を調べましょう。
それがあなたの基準です。
ISO感度を変えながら試撮りをして、どこまでOKなのかを見て下さい。

僕の場合
●僕の前のカメラはD80、ISO200はOK。ISO400でもう画質低下がわかりました。常用ISO200まで。
●僕の前のカメラはD7000、ISO400は常用OK。ISO800は苦しい、ISO1000はだめ。
●僕の今のカメラはD7500、ISO800常用OK。ISO1000もOK。
●2021年最新のカメラではISO1000〜2000はOKだと思っています。

ISO感度を上げるデメリット・色調変化

自然光が青い自然光であるために起きるフラッシュ使用の水中撮影特有のデメリットです。
ISO感度を上げると、必ず青被りします。


ISO100で、青い自然光5個、七色のフラッシュ光15個分、合計20個分だったとしましょう。

                                       


ISO200にすると・・・感度が倍なので、光の量は半分でOKとなります。少ない光で写真が作れます。
しかし青の量は変わりません。F値・SSを変えていないからです。青い自然光5個、七色のフラッシュ光5個分となります。
最初青い自然光は25%でしたが、50%に変わりました。

                   


●ISO感度を上げると必ず青被りします。暗い海ではデメリットは小さく、明るい海では大きくなります。

高感度・少ない光で作らなければいけない理由

少ない光で写真を作らなければいけない理由は???

それは、光が少量しか無い時です、光が足りない時です。

ではその光とは?水中マクロ写真における光とは何ですか?
もしこれが答えられなければ、不合格ですぞ((+_+))

青い自然光・七色のフラッシュ光・七色のライト光

水中写真における、光とは、青い自然光・七色のフラッシュ光・七色のライト光です。
という事は・・・(第四章以降ライト光も増えましたね)

●青い自然光が足りない時
●七色のフラッシュ光が足りない時

●七色のライト光が足りない時

これを解消するために、ISO感度は動かすのです。それ以外の理由で動かす事はありません。

ただ。七色のライト光が足りない時は、フラッシュ撮影においてないため、
●青い自然光が足りない時
●七色のフラッシュ光が足りない時
の2つについて説明していきます。

確認事項

ISO感度を変えてもレンズを通ってカメラの中に入ってくる光は一切変化しません。

F値は窓の大きさ・SSはカーテン開ける時間としてカメラの中に入る光の量を変えて写真を変化させてきました。
ISO感度は、光を変化させる事はありません。
カメラの中の撮像素子に当たる光の量は一切変化しません。後で電気的に増幅・圧縮させているだけです。

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