AFの使い方です。え〜〜時代と機種によりどんどん変わる事なので情報が古くなる可能性大です。ご自分のカメラのスペックを調べてね。(2019/1/18現在)
(注意)2024年度で更新は終わっています。このページの情報は古いです。
ワンショットAF・シングルAFサーボ(AF-S)でフォーカス優先です。通常ワンショットAF・シングルAFサーボ(AF-S)を選択するとフォーカス優先ですので特に設定変更はありません。
AF-C・AIサーボAFでフォーカス優先を使う人もいます。通常デフォルトがレリーズ優先のため、設定変更必要です。
通常買った状態ではマルチパターン測光になっていると思います。水中マクロ写真では、中央部重点測光(ニコン)か部分測光 (キヤノン)がいいと思います。
ニコンでは中央部重点測光かスポット測光にする方が良いと思います。
キャノンでは、部分測光かスポット測光でしょう。中央部重点平均測光ではない方がいいかな?たぶん・・・。
中央部重点測光かスポット測光は、んん〜〜どっちがいいのかなぁ?という感じです。水中マクロ写真の場合、測光値が異なるとフラッシュのTTL調光が変わります。どの測光を使うにせよ正しく補正すれば結果に差は出ません。より良い方法は、調光補正する回数が少ない測光方法です。カメラマンの能力を浪費しない方を選ぶのです。
理論的には中央だけに被写体がいる場合は多く、周辺の背景部分は白飛びしてもかまわないので、マルチよりも中央部で測光するものが良いです。その中央部の面積をどのくらいにするかの選択です。スポットは小さすぎるんじゃないかな?と思います。なのでニコンで中央重点測光・キヤノンで部分測光をお勧めしています。
調光補正を触る回数ですが・・・
スポットと中央では僕がやった結果はあまり変わらない気がします。調光補正する回数に差がないならどうでもいい話です。気になる人は自分で確かめて下さい。(で、結果教えて〜カメラによるので色々知りたい)
順光スポットライト・めっちゃ明るいターゲットライトをほんの一部だけに当てる場合など、特殊な事をする場合はスポット測光が無難でしょう。
よほどの逆光でもない限り通常の撮影では結果に大差はないはずですし、水中マクロ写真ではそのような逆光の機会はあまりありません。僕は、中央部重点測光を使っています。まぁ個人的にはあまりこだわってない部分です。
また水中で測光を変更して撮影するのも、面倒です。適当に自分の好みで決めて調光補正でフォローする方が良いかと思います。
ハイライト重点測光も最近搭載している機種が増えてきました。白飛びを防ぐには効果的です。しかし、被写体以外の背景部分の白飛びも抑えて調光するため、前ボケなどが多い撮影ではアンダーになってしまいます。将来部分的にハイライト重点測光が使えれば、良いかもしれませんが、まだ先でしょう。。
シングルポイントAFモード・1点AF(任意選択)を使います。
限られた条件下でオートエリアAFモード・自動選択AFを使います。
3Dやトラッキング系は水中マクロではうまく働きません。
シングルポイントAFモード・1点AF(任意選択)でも自由にフォーカスポイント(測距点)を上下左右に動かす事が出来ます。しかし、通常真ん中の1点のみ使います。なぜならば中央の一点が一番良いセンサーを使っているのです。中央の一点以外では明らかにオートフォカスが合い難くなります。
ただし2017年現在フルサイズ機などで中央の数点に同じ良い能力のセンサーを使っているものが増えてきました。それらではその数点は同じ最高の能力を持っています。将来どんどん良くなり、中央一点以外も十分使えるようになってくるでしょう。
カメラの機種で異なりますのでご自分のカメラが一番良いセンサーを使っているのは中央一点なのか数点なのか確認して下さい。(クロスとか−3EVとかF2.8光束対応とか)不明なら一緒に調べましょう〜聞いて下さい。
そして実際動かして撮ってどこまで使えるか検証して下さい。
●中央の何点までが動く被写体でも使えるのか?
●動かない共生ハゼならどこまで使えるのか?
例えば、僕のD7000の場合、
中央一点以外のセンサーは、中央一点より明らかに性能が劣ります。従ってスズメダイ・ベラなど動体はすべて中央一点で撮ります。動体は周りのセンサーでは戦えません。
中央一点以外が使えるのは、動かない被写体の時だけです。
共生ハゼ・ベニハゼ・ウミウシなど左右が変わらない被写体に近づいた場合、中央一点では、被写体の一部がはみ出しそうになります。その時、フォーカスポイントを動かします。その際はターゲットライトを当てましょう。明るい方がAFは、よく働きます。
僕のカメラだとこんな感じです。カメラが進化するほど自由に動かしやすくなります。
トリミング無しでAFは絶対あり得ません。
トリミングの是非については(閑話休題)で。
AFでは、ほとんどの場合中央でピンを合わせます。魚だと目が中央に固定されます。構図がいつも固定されます。従って、常にトリミングする事を考えて、余白を作るのです。ファインダーの中に自分の絵コンテ・構図を入れて撮るのです。
AF使うけどトリミングしないという事は構図を考えないという事です。構図捨ててでもノートリミングにこだわるなんてナンセンスです。ノートリミングで撮るならばマニュアルフォーカスで構図決めです。構図捨てた写真なんて、捨ててしまえ〜〜
また、適当に真ん中で撮って構図は後で考えるという撮り方もよくありません。それではうまくなりません。絵コンテがないって事です。絵コンテ無しで撮った結果オーライの撮れちゃった写真なんていりません。写真は撮るのです。
残念ながら、構図通りにフォーカスポイント(測距点)を動かして、AF使いながらノートリミングで撮るというのは現実的ではありません。将来、すべてのセンサーが今の中央部で使っているものになれば、可能かもしれませんが、その時でも魚は右に左に動きます。やはり使い方は限定です。
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絵コンテは、出来るだけ白いイソギンチャクの面積を大きくしたいが岩は絶対入れない事です。魚は正面シンメトリーでSH平面よりほんの少し上。縦三分割か四分割・黄金比率などに置く。
これをノートリミングで実現しようとすると魚が傾いても諦めるしかありません。岩が少しでも入ればもう捨てるしかありません。魚の動きに合わせてカメラを回転させながら、岩を絶対入れない位置にカメラの動きを制限するという神業が必要になります。そんな事に自分の限られた能力・時間を無駄遣いしてはいけません。
魚の向きの変化に対応して後で回転させる事も考慮に入れて、ファインダーの中に複数の構図を入れるのです。その余白を作るのです。ファインダーの中に自分の構図・絵コンテの『心のファインダー』を常に作りながら撮るのです。
●AFは、トリミングとの併用が必須です!!!構図はトリミングで完成させる。
●心のファインダーの周りにトリミングスペースを作る。
これがAF+トリミングの使い方です。
●MFの方が、絵コンテへの意識・配慮が出来る。これは大正論です。MFで絵コンテが無ければシャッター押せません。
●AF+トリミングを結果オーライで使うと写真は、汚くなります。AFは、ついつい真ん中で大きく、絵コンテを意識せずに撮ってしまいます。完成度も下がります。大きな弊害です。
しかし、AF+トリミングも、正しく使えば、MFと同等の絵コンテの実現が可能です。
AFだからダメ、トリミングはダメ、とか言う議論自体が馬鹿らしいのです。AFは機械です、使うのはカメラマン。機械は、道具は、どう使うかが問題であって、それはカメラマン次第なのです。
AFを使う方は、僕もそうですが、常に構図への配慮を忘れないように心掛けないといけませんね。
傍章・撮影情報に書いてありますので、読んでね〜
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