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ここからの展望は 『 素晴らしい 』 の一言。
残念ながら、南〜西の山々 (具体的には
西穂高岳、
焼岳、
御嶽、
乗鞍岳、
笠ヶ岳 など) は雲やガスのため見えないが、
残りの 270度分、遠くの山は無理であるものの、この範囲の北アルプスの山々はほとんど見ることができる。
まず祠の後方、北側を見れば、
白馬岳
(写真 中央のトンガリ) が見える。
白馬岳の右には白馬鑓ヶ岳、さらに右に平らな山容の小蓮華岳が続いている。
小蓮華岳の右には五竜岳、
鹿島槍ヶ岳 (本峰、北峰の順) が続き、
さらには写真を拡大すると、雲の間から爺ヶ岳が少しだけ見えている。
白馬岳の左に見える高みは旭岳。さらに左に小旭岳、清水岳 (しょうずだけ) が続いている。
小旭岳と清水岳の手前には、ピラミッド型の山容をした針ノ木岳が見え、
針ノ木岳の右には大きな蓮華岳が見えている。
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白馬岳の左方に目を転じれば、
立山 (写真 後方中央) がよく見える。
よく見ると、立山の頂上に 3つの頂が見えているが、左から雄山、大汝岳となり、
一番右の高みは立山よりさらに北側にある
剱岳のようである。
雄山の左には龍王岳、浄土山が続き、さらに左には奥大日岳が続いている。
また、立山の手前に見える大きな山は野口五郎岳。
そこから右に延びる稜線の端には、三ツ岳も見えている。
そして、野口五郎岳から左側に続く稜線上、龍王岳の手前に見える山は真砂岳である。
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真砂岳から左 (西) へと延びる尾根の後方に、
赤牛岳が見えている。
その赤牛岳から左手前 (実際は 南) に延びる尾根上に
水晶岳 (黒岳)
(写真 中央) があり、さらにその先で真砂岳から西へ延びる尾根と合流している。
その合流した尾根はさらに南へと延び (というよりは、赤牛岳、
水晶岳と続く尾根がそのまま南に延びている)、
ワリモ岳、鷲羽岳
(写真 左端手前の山) へと続いている。
鷲羽岳は、飛騨乗越への登り斜面から見た際には、その頂上の背景は空であったのだが、
ここではその山頂は周囲の山々に埋没してしまっている。
また、鷲羽岳の後方に見える山は、北薬師岳である。
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上で述べたように、水晶岳 (黒岳)
(写真 右端の山) の左後方、つまり鷲羽岳の後方には、
北薬師岳が見え、そのさらに左に
薬師岳が見えている。
また、薬師岳の手前、鷲羽岳の左に見えている山は、祖父岳である。
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鷲羽岳
から左 (正確には南西) に延びる稜線は、一旦大きく下った後、
三俣蓮華岳 (写真 右から 1/3程の所に見える山) へと盛り上がっている
三俣蓮華岳の左後方に見える平たい山容の山は北ノ俣岳である。
また、三俣蓮華岳から左 (南) に延びる尾根と平行するように、手前に尾根が見えているが、
これは西鎌尾根の一部で、この尾根上の高みが樅沢岳である (写真 左から 1/3程にある高み。なお、西鎌尾根は、
樅沢岳の右に見えている高みからこちらへと延びてきている尾根、ならびにその高みから左側へと続く樅沢岳を含む尾根)。
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写真はさらに左側。
写真 右後方に見える北ノ俣岳の左には、
黒部五郎岳
(写真 中央 上方) が見えている。
黒部五郎岳の右手前下方に見える山は双六岳。
写真右下の山は、上記で述べた樅沢岳である。
ここから左方 (西から南にかけて) の山々は、
雲あるいはガスの中。
従って、弓折岳、大ノマ岳、抜戸岳、
笠ヶ岳と続く稜線は、
ほとんど見えない。
さらに南の方に見えるはずの焼岳、
乗鞍岳、
御嶽は全く見えない状況である。
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真南には奥穂高岳が大きい
(写真 中央)。
奥穂高岳の右にはロバの耳、ジャンダルムがわずかに見えている。
奥穂高岳の右手前下方には、涸沢岳が見え、奥穂高岳の左手前下方には滝谷ドーム、
北穂高岳が見えている。
北穂高岳の左後方には前穂高岳が見えているが、その形は先程飛騨乗越から見た
槍ヶ岳に少し似ている。
また、北穂高岳の手前下方には南岳、そしてさらに手前には中岳 (写真 右下の台形の山)、
そして大喰岳 (写真には写っていない) が見えており、それらの山々を繋ぐ尾根が魅力的である。
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