槍ヶ岳 ( 槍ヶ岳:3,180m ) 2014.9.26-27 登山



【PHOTO & 記録 槍ヶ岳 10】

 

大喰岳からは暫く稜線歩きが続く。
岩屑の道を進むのだが、アップダウンは小さく歩き易い。

前方の中岳 (写真 左端 中央の台形の山) の後方には 前穂高岳、北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム、 西穂高岳等の山々が見えている。
西穂高岳の右には乗鞍岳が見え、 その左後方には御嶽も見えている。
また、登山道左手には常念岳が見えるのだが、 逆光のためシルエット状である。

暫く進むと、縦走路正面に中岳 (写真中央の台形の山) が大きく見えてくる。
小さなアップダウンを繰り返しながら尾根上を登っていくと、やがて鉄梯子を 2つ程登ることになり、その先を少し進めば中岳頂上であった。
時刻は 7時13分。
日も高くなり、周囲の山々もよく見えるようになったので、暫し頂上に留まり、周囲の景色を堪能する。

槍ヶ岳の右後方には、 後立山連峰がよく見える。
白馬岳、 白馬鑓ヶ岳、そして五竜岳鹿島槍ヶ岳、 爺ヶ岳などが並び、 その山並みの前列には 針ノ木岳、蓮華岳が並んでいる。
西を向けば笠ヶ岳。 そしてその左後方には白山が見えている。
南には乗鞍岳御嶽が見えるが、 焼岳は雲の渦にほとんど隠れてしまっている。
穂高連峰の左後方には、南アルプス、 そして富士山が見えている。 さらに左には八ヶ岳も見えている。
また、東には常念岳が大きな山容のシルエットを見せており、 その左後方には昨日見えなかった浅間山が見えている。

こちらは槍ヶ岳の左側、 水晶岳 (黒岳) 方面。
中央の山が水晶岳である。
水晶岳の左には 鷲羽岳、 そしてその後方に北薬師岳、薬師岳が見えている。
昨日、槍ヶ岳頂上から見た鷲羽岳は、周囲の山々に埋没していたが、 こちらからはしっかりとその山頂部分が見えている。

暫し、中岳山頂から展望を楽しんだ後、7時19分、先へと進む。

道はここから大きく下り、鞍部からはいくつかの小ピークを越えて南岳へと登っていくことになる。
前方の南岳右奥には、南岳小屋の赤い屋根が見えている。
ガラ場の斜面を下りながら槍ヶ岳を振り返ると、 今や 槍ヶ岳が好みの形になりつつある。少し東寄りから見るようになったからのようである。

左を見れば、 常念岳を中心とした尾根がシルエット状になって見える。
その手前には、西岳からさらに南に延びる尾根が赤沢岳 (中央 左) へと続いている。
となると、下方に見える紅葉の斜面の先に天狗原があるのであろうか。

鞍部から岩屑の斜面を登っていくと、南岳北面がよく見えるようになるが、 そこが絶壁になっていることに驚かされる。
少々切り立った岩場を越え、やがて天狗原への下降点に到着。時刻は 7時57分。
巻き道もあったが、天狗原へのルートを覗いてみたいと思って登ったもので、下方を見ると、紅葉真っ盛りという感じであった。



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