槍ヶ岳 ( 槍ヶ岳:3,180m ) 2014.9.26-27 登山



【PHOTO & 記録 槍ヶ岳 9】

 

やはり太陽は雲に隠れてしまっており、写真の状況が精々。
それでも、周囲が黄色く染まり、やがて雲の間から光が差し始めると、神聖な気持ちになる。

本日は下り中心なので、ユックリと身支度を調え、6時19分に山荘を出発する。
昨日、既に槍ヶ岳山頂から周囲の展望を堪能しており、 加えて、この早い時間では周囲の山々も見えにくいであろうと考え、本日は頂上再登頂は行わずに南岳方面を目指す。時刻は 6時19分。
本日は南岳まで進み、そこから南岳新道を下る予定である。

まずは、テント場を抜け、岩屑の斜面を飛騨乗越に向けて下る
右手を見れば、昨日 槍ヶ岳山頂からその姿を見ることができなかった 笠ヶ岳が良く見えている。
本日も色々な景色を楽しめそうである。

また、前方、大喰岳の右斜面横には西穂高岳が見えている。
そして、西穂高岳の右後方には、雲海を隔てて 乗鞍岳も姿を現している。
そして、乗鞍岳と重なるようにして、乗鞍岳 剣ヶ峰の左後方には 御嶽が見えている。 昨日は御嶽を見ることができなかったので、今回の山行において初のご対面である。

まだ日が当たっていないため 乗鞍岳が黒く見えるのに対し、御嶽の方には既に日が当たり始めているようで、 茶色と緑の山肌が明るく浮かび上がっており、乗鞍岳とは対照的である。
この 5時間半後に御嶽が噴火するなどとは、誰が想像できようか。

飛騨乗越からは、いきなり大喰岳への急登が始まる。
まだ完全に目覚めていない身体にはチョット辛い。
尾根の右側、岩屑の斜面を登る。
右手 笠ヶ岳方面を見れば、 弓折岳の斜面に槍ヶ岳の影が映っている。

道の方は、やがて尾根上を進むようになり、 周囲の展望が一気に開けてくる。

北西の方角を振り返れば、 槍ヶ岳の斜面 左には、 黒部五郎岳、 双六岳、樅沢岳が見えている。
こちらは少しガスが多いようである。

また、高度を上げて振り返れば、 槍ヶ岳、 そして槍ヶ岳山荘がよく見えている。
槍ヶ岳は、やはり やや右に傾いてはいるものの、少し遠くから見るようになったからであろうか、 飛騨乗越から見た時よりはお気に入りの形になりつつある。

なお、写真において、槍ヶ岳の右に見えている山は 餓鬼岳である。

岩を階段状に整地してあるところを登っていくと、 やがて大喰岳に到着。
時刻は 6時47分
振り返れば槍ヶ岳が大きく、 槍ヶ岳の右には唐沢岳、爺ヶ岳、 そして左には立山がそれぞれ雲海に浮かんでいる。
数枚周囲の写真を撮った後、そのまま休まずに先へと進む。



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