金峰山 ( 金峰山:2,599m、三角点は 2,595.2m ) 2016.12.7 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 1】

この 11月は 鎌倉散策 (中高年を引き連れての鎌倉の低山・寺社の散策) の下見を 2回行っただけで、高い山には行けずに終わってしまった。
昨年の 11月にも登山への意欲が低下し、結局 鎌倉アルプスに登っただけであったことを考えると、 寒さが増してきたことに対して身体が何となく抵抗を示しているのではないかと思われる。

ということで、月は既に 12月に入り、さすがに焦りを感じ始める。
グズグズしていると、ノーマルタイヤの車で行くことができる山域がドンドン少なくなってしまう訳で、12月2日(金)に鎌倉散策本番を行った後、 怠惰な心に鞭を当てるようにして山に行くことを計画する。
ただ、本格的な山は 10月中旬の 立山奥大日岳以来となる訳で、 ただでさえ体力が落ち気味なところに、この 2ヶ月近いブランクを経て高い山に登るのは少々怖い気もする。
しかし、ここは少し無理をすべきと考え、2,500m以上の山に登ることにしたのだった。

候補として 八ヶ岳北八ヶ岳鳳凰三山などの山々が上がったが、 さすがに雪が積もりつつある中、今の体調ではこれらの山々は少々ハードルが高いと判断してパスすることとし (尤も、 アプローチが可能かどうかも定かでは無いのだが)、結局 甲武信ヶ岳と最後まで迷った末に 金峰山に登ることにしたのであった。
この 金峰山には既に 4回登っており、しかも、昨年の 6月に登ったばかりであるため (登山記録は こちら、 またかとの感も否めない。
しかし、今回選んだ瑞牆山荘からのコースは 27年ぶりとなるため かなり新鮮味を感じることができそうなこと、 そして冬が本格的になると瑞牆山荘へのアプローチが難しくなることから、金峰山に登るのなら今しかないと考え 決定したものである (一方、甲武信ヶ岳の 登山基地である西沢渓谷は、真冬でもアプローチできる可能性が高い)
なお、過去 4回の金峰山登山の内訳は、瑞牆山荘側からが 1回 (最初の 金峰山登山)、 廻目平側からが 2回、そして御室小屋方面からが 1回ということになる。

12月7日(水)、4時半過ぎに横浜の自宅を出発する。
上空には雲が多く、少々先行きが心配になるが、現地の予報は快晴になっている。
いつも通り横浜ICから東名高速道に乗り、海老名JCTからは圏央道へと進んで、八王子JCTにて中央自動車道に入る。
相変わらず空には雲が多いため不安が増してくるが、ありがたいことに韮崎ICを過ぎる頃には徐々に雲は消え始め、須玉ICにて高速を下り、 国道141号線を経て増富ラジウムラインに入る頃には、青空が広がるようになってくれたのであった。
JA梨北 増富出張所の先の丁字路を左折し、ラジウムラインと別れて県道610号線に入る。塩川ダムのある みずがき湖を渡り、 暫く山間部を進んでいくと、やがて右手に 瑞牆山の岩峰が見えてくる。
車載の温度計はマイナス3℃を示しており、路面凍結が心配されたが、本谷釜瀬林道に入っても路面凍結はなく順調に進み、 瑞牆山荘近くの無料駐車場には 6時48分に到着したのであった。


広い駐車場には 1台が駐車しているだけであるが、 それでも、この日 先行者がいるらしいことが分かっただけでもありがたい。
なお、ここでの車載温度計はマイナス5℃を示している。

身支度をして 6時54分に出発。
駐車場入口の登山届ポストに用意してきた登山届を入れる。
しかし、ポストは登山届で満杯で、暫く回収されていない状況である。
これでは何のための登山届提出なのか分からない。

昨年の 9月にここから 瑞牆山に登った際には、 トイレ利用のために瑞牆山荘まで車道を戻ったのだったが、そのトイレは現在冬季閉鎖中であることを駐車場に入る前に確認していたため、 今回は駐車場からそのまま林の中に入る。

落ち葉が敷き詰められた中、やや薄い踏み跡を辿っていくと、 やがて瑞牆山荘からの道に合流し、クヌギなどの木々の中にシラカバが混ざっている林の中を進む。

落ち葉の絨毯の道はやがて木の根が剥き出た、 土が抉れた斜面に変わり、その先で大岩が多く並ぶ中を登るようになる。
途中で道が分かれており、正規の道は右のようであったのだが、左に進んでしまったため少し荒れた道に苦労してしまった次第である。

7時12分に林道に飛び出す。
そこから左に少し進めば、再び斜面に取りつく山道がある。
気温はマイナス5℃とのことであるが、意外に寒さは感じない。

やがて里宮の参道が左手に現れるが、今回は長丁場であることを考慮して、 里宮には立ち寄らずにそのまま真っ直ぐ登って行く。

なお、上空には青空が見えているものの、 周囲を見回すと下方部分には雲が広がっているため、これはひょっとすると 富士山や 南アルプスは見えないのではないか との懸念が生じる。

そんな中、樹林の先、低い所に位置している雲と山との間に白き山が見えてくる。
見えた瞬間には南アルプスかと思ったのだが、方角、そしてその形から考えると、どうやら 御嶽の頂上部分のようである。
ここの標高はまだ 1,700m程しかないのにも拘わらず、南アルプスよりも遠い所にある 御嶽が見えたことに少々ビックリする。

ピンぼけで申し訳ないが、写真はその 御嶽方面。

急坂を登り続けていくと、やがてベンチのある尾根に登り着く。
時刻は 7時22分。

ここからはカラマツ林の向こうに 瑞牆山を見ることができる。
丁度 山頂部分と大ヤスリ岩に朝日が当たり始めているため少々神秘性を感じさせるとともに、 その後方に青空が広がっていることからテンションが上がる。

このベンチのある場所から道は右に曲り、 緩やかな斜面を登っていく。
その後、先程横切った林道の続きとなっている道に少し入った後、再び斜面をジグザグに登っていけば、やがて富士見平小屋の前に飛び出したのであった。 時刻は 7時36分。

小屋は閉まっているものの、外のトイレは使用可能であったことから、 トイレを使わせて戴くとともに (100円也)、少し休憩する。

休憩中、下方のテント場を見ると、テントが 2張見える。
恐らく、駐車場にあった車の持ち主のテントなのではないかと思われる。



金峰山 登山データ

上記登山のデータ登山日:2016.12.7 天候:快晴単独行日帰り
登山路:瑞牆山県営無料駐車場−富士見平小屋−大日小屋−大日岩−砂払ノ頭−千代ノ吹上− 五丈岩−金峰山−五丈岩−千代ノ吹上−砂払ノ頭−大日岩−大日小屋−富士見平小屋−里宮−瑞牆山県営無料駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT− (中央高速道)−須玉IC−(国道141号線)−西川橋西詰−(県道601号線、増富ラジウムライン)−JA北増富出張所−(県道610号線)− みずがき山自然公園入口−(クリスタルライン、本谷釜瀬林道)−瑞牆山荘−瑞牆山県営無料駐車場 (車にて)
交通復路:瑞牆山県営無料駐車場−(本谷釜瀬林道、クリスタルライン)−みずがき山自然公園入口− (県道610号線)−JA北増富出張所−(増富ラジウムライン、県道601号線)−西川橋西詰−(国道141号線)−須玉IC−(中央高速道)− 勝沼IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)−塚場− (県道63号線)−葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口 −(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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