金峰山 ( 金峰山:2,599m、三角点は 2,595.2m ) 2016.12.7 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 2】

7時43分に出発。
小屋の前を通り、小屋とトイレの間から緩やかに登っていく。

道は飯盛山 (めしもりやま) から西に延びる尾根の下方を進み、 途中からその尾根上を登るようになる。

岩屑がゴロゴロしている斜面を真っ直ぐ登って行く。
最初にこのルートを登って以来、何となくこのルートを避けていた感があるが、 今思えば、小生の苦手とする真っ直ぐな登りが続くのを潜在的に避けていたのかも知れない。
途中、小さなジグザグはあっても、とにかく頂上までは直線の登りが多いのである。

道の左手には樹林越しに 瑞牆山がチラチラ見えるものの、 木々が邪魔をして見通すことができない。

やがて、道は尾根上から外れるとともに、飯盛山の山腹を巻きながら進むようになり、 従ってほぼ平らな道が続くようになる。

周囲は苔むしたコメツガ、シラビソなどの原生林へと変わり、 足下には剥き出しになった木の根が多く見られるようになって、いかにも奥秩父らしい雰囲気が漂うようになる。

道の方は小さなアップダウンを繰り返しながら進むが、全体的にはやや下り気味である。

展望の無い道が続く中、途中、 右手の樹林が切れて南アルプスが見えるようになる。
雲は南アルプスの下方へと下がってきており、その雲の上に 甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳北岳間ノ岳といった山々が浮かんでいる。
その後方には青空も広がっており、本日は予報通り快晴となりそうなので嬉しくなる。

ただ、一方で上空は風が強いようで、木々が風に吹かれてゴーッと音を立てている。 昨日 強く吹いていた風は、本日は収まると聞いていたのだが、果たして稜線に出た時の風の状況はどうであろうか。

写真は 北岳 (右)、間ノ岳 (左)。

こちらは、 甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳アサヨ峰方面。

写真 中央の山が 甲斐駒ヶ岳で、その左に真白き 仙丈ヶ岳が見えている。
仙丈ヶ岳の左手前に見えている、やや灰色がかった山がアサヨ峰。


8時23分に鷹見岩分岐を通過。
ここからも道は下り気味に進む。
前方樹林越しには大日岩らしき高みがチラチラ見えている。

やがて道は平らになったかと思うと、 すぐに樹林帯を飛び出して開けた場所に出る。

前方の木々に囲まれた高みの頂上部分に大日岩が見えており (写真)、 また右下の窪地には大日小屋が見えている。時刻は 8時31分。

道は少し左上に進む。
振り返れば、大日小屋の右後方に朝日を浴びた鷹見岩が見えている。

再び樹林帯に入り、 ここからは本格的な登りが始まる。

土と岩の道を登っていくとすぐに岩場となり、 その先で鎖が付けられた岩場も現れるが、この日は岩が乾いていたため、登り下りとも鎖を掴む必要はなかったのであった (写真)

また、周囲にはシャクナゲが多く見られるようになるものの、寒さのためか、 皆その葉を丸めてしまっている。



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