金峰山 ( 金峰山:2,599m、三角点は 2,595.2m ) 2016.12.7 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 8】

五丈岩の南側からは御室小屋方面へと下る道が出ているのだが、 昨年、その御室小屋方面から 金峰山に登った際 (登山記録は こちら、 五丈岩下方に置かれている蔵王権現の祠を見逃してしまったので、今回是非とも確認したかったのである。

15センチほどある雪を踏み、御室小屋方面への下り口に行ってみると、 確かに石灯籠の左手奥に小さな石祠がある。
これで目的完了、五丈岩の前にある鳥居の方へと戻る。

風が強い中、岩に腰掛けて食事。テルモスの暖かい紅茶が抜群に美味い。

食事をしながら 富士山を見ると、 周辺の雲も今や落ち着き始めており、富士山の下方には、雲の切れ間に 節刀ヶ岳などの 御坂山塊が並んでいるのが見える。

写真 富士山の手前に見えている横に並んだ稜線が御坂山塊。
その御坂山塊の稜線上、富士山の右斜面下にいくつかの高みが見えているが、 十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳である。

食事を終え、 チェーンスパイクを脱着して 10本爪アイゼンを装着する。
これで凍った場所が多い下り斜面も安心である。

12時9分、下山開始、登り来たりし道を戻る。

写真は五丈岩前の広場から 金峰山山頂を振り返ったもの。

五丈岩の横から登山路に入ると、 眼下にこれから下る尾根が見えている。
その後方には 八ヶ岳乗鞍岳御嶽、 中央アルプス、南アルプスが広がっており、素晴らしい光景である。
気分良く下っていく。

写真 右奥が 八ヶ岳
その手前 写真右端の山が 瑞牆山で、 その左に見えているおむすび型の山が今朝ほどその中腹を巻いてきた飯盛山。
飯盛山の右手前には大日岩も見えている。

また、飯盛山と 八ヶ岳との間には 横尾山が見えている。

懸念していた凍結した岩場も、 10本爪アイゼンが威力を発揮してくれ、滅多に使う機会のない前爪までも使って順調にこなす。

写真は、登りの際に苦労した氷でコーティングされた岩場。
この下山時はここを登っており、全く問題なくクリアする (写真は登り終えて撮ったもの)
しかし、登りの時はここを下らねばならず、結局 チェーンスパイクでは岩に付いた氷への食いつき度合いが信用できず、 結局 シリセードで滑り降りたのだった。

周囲の景色を楽しみながら下り、 12時34分に金峰山小屋との分岐を通過、凍った岩の鎖場も順調に下り、12時53分に砂払ノ頭に到着。

ここからは右に折れて樹林帯に入る。
暫くは岩と氷と雪の斜面が続くのでアイゼンが役に立つが、雪が終わったところでアイゼンを脱着、ついでに 5分程休憩する。

後は樹林帯の下りが続くだけであるが、これが結構長い。
よくもまあこんな所を登って来たものだと我ながら感心する。

写真は 鎖場の少し手前にて 金峰山、 五丈岩を振り返ったもの。



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