金峰山 ( 金峰山:2,599m、三角点は 2,595.2m ) 2016.12.7 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 9】

『 大日岩 』 と書かれた標識の立つ場所には 13時42分に到着。
ここは八丁平・ 小川山方面への分岐にもなっているため、 少しそちらへと進み、大日岩を眺める (写真)

この大日岩には登ることもできるようであるが、いまはとてもその気にはなれない。
すぐに登山道に戻って急斜面を下り、大日岩の基部へと下る。

なお、朝方は好展望が得られた大日岩の基部であるが、今は雲が多く、 南アルプスもほとんど見えない状況であった。

登りの時は息が上がった急斜面を順調に下り、 大日小屋には 14時4分に戻り着く。

大日小屋の上部、樹林帯入口手前の岩に腰掛け、暫し休憩。
ここから見上げる大日岩は日が当たって輝いており、かなり魅力的である (朝方は日が当たっておらず、 あまり魅力的ではなかった)

14時11分に出発、樹林帯に入る。

鷹見岩への分岐を 14時21分に通過し、 そこからは小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。

飯盛山の山腹を巻き、尾根を下った所で左に折れる。
やがて富士見平小屋に到着、時刻は 14時47分。

今朝方の 2張のテントは今や撤去されている。
思うに、昨日 金峰山に登り、本日は 瑞牆山をピストンして撤収したものと思われる。 お陰で 金峰山を独占できた訳であり、このテントの主のルート選びに感謝である。

14時51分に下山開始。
途中、里宮に立ち寄ることにする。

15時2分に里宮に到着。

里宮の祠は、大岩に囲まれた中にあり、さらにその上部には庇状になった大岩まであって、 なかなか自然の神秘を感じさせる場所に置かれている。

傍らにある由緒書を要約すれば、
『 この里宮はかつて金峰山・瑞牆山・朝日岳を参籠する村人の安全と五穀豊穣を願い、 大和国大峯金峯山より山神様の魂を迎えて祀っていたことを起源としている。 しかし、その後 長い年月を経て社 (やしろ) は朽ち、神霊が雨雪を被るようになっていたため、 昭和45年、縁の深い奈良県吉野にある大峯金峯山より 金剛蔵王大権現 (日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊) を勧請し、 祀っている。』
とのことである。

登山路に戻り、順調に下る。

やがて樹林の先に瑞牆山荘の建物が見え隠れしてきた所で、 登山道を左に外れて駐車場方面へと向かう。
この分岐に明確な道標はないものの、赤テープがあり、樹林の向こうに駐車場がチラチラ見えているので迷うことはない。

駐車場到着は 15時20分。
今朝ほどの車は見当たらないので、やはり富士見平小屋にテントを張っていた方が持ち主なのであろう。
代わりに、赤いホンダ車が駐車していたが、山中では全く人に会わなかったので、持ち主は 瑞牆山に登っているのかも知れない。

本日は 27年ぶりとなるコースを辿って 金峰山に登ったが、 いくつかある 金峰山へのコースの中でここが一番楽しめるような気がする。

27年前に登った時は雨模様のため展望も楽しめず、さらには長く苦しかった覚えがあって、 その後ずっとこのコースを敬遠してきていたのであるが、本日改めて登ってみてこのコースの素晴らしさにビックリした次第である。
勿論、好天に恵まれた上、初冬の 金峰山を独占できたことが、 このコースに対する印象をさらに良くしていることは間違いないところである。

写真は 近づいてきた五丈岩と 金峰山
11時16分に撮影。



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