ここからも登りが続くが、 小さなピークを越えては平らな道が現れるというパターンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。 また、ここまで足下に雪は無かったのだが、この辺から徐々に雪が現れ始める。 それが融けて凍った状態になっているので慎重に進むが、その頻度は疎らであり、チェーンスパイクなどを装着するタイミングが難しい。 そして、この辺からは左手樹林越しに
金峰山山頂、
五丈岩 (五丈石、御像石、蔵石ともいう) などがチラチラと見えるようになる。 写真は漸く見通せた五丈岩手前の高み。 | |
凍った箇所は徐々に多くなるものの、 何とか氷の上に飛び出している石などを伝って通り抜ける。 この辺は展望の無い道が続き、小さなアップダウンが繰り返されていくので少々辛いところであるが、 黙々と進むのみである。 そして、途中からほぼ平らな道が続くようになってホッとするが、喜んだのも束の間、 やがて道は砂払ノ頭に向けての急登が始まる。 |
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展望の無い、樹林帯の中の登りが続く。 そんな中、一時 樹林が切れ、
御嶽、
中央アルプスが見えるようになる。 写真 中央の山が 木曽駒ヶ岳。 | |
こちらは 御嶽。 御嶽のほうは今朝程見た時よりもかなり迫り上がってきており、
山腹にあるスキー場も確認できる状況である。 なお、御嶽の右手下方に見える鈍角三角形の山は
経ヶ岳。 |
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岩がゴロゴロした斜面を登る。 あまりノドは乾いていないが、冬場とは言え水分補給は重要である。 7分程休んだ後に出発、小岩がゴロゴロした道を進む。 | |
息を切らせつつ急坂を登っていくと、 やがて先の方の樹林の切れ間に標識が見えてくる。砂払ノ頭に到着である。時刻は 10時19分。 ここからは完全に岩稜帯となり、従って展望が一気に開ける。 南アルプス、中央アルプス、
御嶽がしっかりと見え、
さらに嬉しいことに、所々で山を隠していた雲も今はかなり下方に落ち着いている。 |