金峰山 ( 金峰山:2,599m、三角点は 2,595.2m ) 2016.12.7 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 4】

ここからも登りが続くが、 小さなピークを越えては平らな道が現れるというパターンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。

また、ここまで足下に雪は無かったのだが、この辺から徐々に雪が現れ始める。 それが融けて凍った状態になっているので慎重に進むが、その頻度は疎らであり、チェーンスパイクなどを装着するタイミングが難しい。

そして、この辺からは左手樹林越しに 金峰山山頂、 五丈岩 (五丈石、御像石、蔵石ともいう) などがチラチラと見えるようになる。
しかし、なかなか見通すことができないので少々イライラさせられる。

写真は漸く見通せた五丈岩手前の高み。

凍った箇所は徐々に多くなるものの、 何とか氷の上に飛び出している石などを伝って通り抜ける。

この辺は展望の無い道が続き、小さなアップダウンが繰り返されていくので少々辛いところであるが、 黙々と進むのみである。

そして、途中からほぼ平らな道が続くようになってホッとするが、喜んだのも束の間、 やがて道は砂払ノ頭に向けての急登が始まる。

展望の無い、樹林帯の中の登りが続く。
登り始めてから 3時間近く経っているので疲れも出始めているが、久々の登山にしては足が進む方である。 それでもやはり登りの連続は辛い。

そんな中、一時 樹林が切れ、 御嶽、 中央アルプスが見えるようになる。
先程 中央アルプスを覆っていた雲は今やすっかり消えており、 木曽駒ヶ岳、 中岳、さらにはズングリした 三ノ沢岳も確認することができる。

写真 中央の山が 木曽駒ヶ岳
そして、木曽駒ヶ岳の左にある高みが中岳である。
また、三ノ沢岳は 中岳から右にほぼ水平に続く稜線が、一旦下って再び盛り上がっている山 (実際は稜線の後方に位置している)

こちらは 御嶽

御嶽のほうは今朝程見た時よりもかなり迫り上がってきており、 山腹にあるスキー場も確認できる状況である。
なお、御嶽の噴煙は確認できないが、これは強く吹く風のせいなのかもしれない。

なお、御嶽の右手下方に見える鈍角三角形の山は 経ヶ岳
そして、御嶽の左に見えるこれまた鈍角三角形の大きな山は大棚入山。

岩がゴロゴロした斜面を登る。
途中から凍った箇所が連続するようになったため、チェーンスパイクを装着するとともに少々休憩する。

あまりノドは乾いていないが、冬場とは言え水分補給は重要である。
テルモスに入れてきた少し甘くした紅茶が美味い。

7分程休んだ後に出発、小岩がゴロゴロした道を進む。
小岩の間には一度融けた雪が氷となった状態になっており、チェーンスパイクが活躍する。

息を切らせつつ急坂を登っていくと、 やがて先の方の樹林の切れ間に標識が見えてくる。砂払ノ頭に到着である。時刻は 10時19分。

ここからは完全に岩稜帯となり、従って展望が一気に開ける。

南アルプス、中央アルプス、 御嶽がしっかりと見え、 さらに嬉しいことに、所々で山を隠していた雲も今はかなり下方に落ち着いている。
先程見えなかった南アルプスの上河内岳も見えるようになっており、中央アルプスでは 空木岳、 檜尾岳も確認できるようになる。

写真は先程は雲に隠れていた上河内岳方面。
上河内岳の右に 聖岳赤石岳 (写真 中央)悪沢岳が続く。



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