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カーナビのお陰で仲仙寺にはスンナリと到着。
写真にある門が見えてきたので、左手の空き地に車を駐める。空き地には標識も何もないのが不安だが、問題なかろう。
今日は山での展望はあまり期待できないなと思いつつ身支度をして、6時43分に出発。
大きな二本の杉の木の間に掛けられた注連縄の下を潜り、参道を進む。
すると、右手に大きな駐車場があるではないか。どうやら先程の空き地は、この駐車場が一杯になった時の予備スペースのようだ。
まあ あの場所に駐めておいても大丈夫だろうと、駐車場のトイレで小用をたして参道を進む。 |
少し進むと、
写真のような真新しい立派な山門が現れた。
山門を潜ったところで、登山者と出会う。挨拶を交わした際に、はたと気がついた。
車の中に、眼鏡に取り付けるフリップアップタイプの偏光グラスを忘れてきてしまったのである。
慌てて車の所まで戻り、偏光グラスを眼鏡に取り付けた後、ついでに正規の駐車場まで車を移動させることにした。
何となく、このまま駐めておくのは気が引けるからである。駐車場には既に 4台ほどの車が駐まっていた。
仕切り直しをして出発。再度 真新しい山門を潜る。お陰で 5分程のロス。 | |
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右手に仲仙寺の本坊を見て、両側に大きな杉の木が並ぶ道を進むと、正面に階段、その先には山門が現れた。
山門を潜ると、仲仙寺の本堂であろうことは容易に想像がつく。
ただ、階段の手前に標識があり、左 展望台、右 経ヶ岳と書かれている。
そうなれば、本堂を拝見するのは下山後とせざるをえず、右手の道を進む。
しかし、何のことはない、右手の緩やかな坂を登ると、左手に本堂が現れたのである。
それなら、階段を登って山門を潜り、本堂を見てから登山道に入るべきであった。
少々損をした気になる。 |
右に延びる道を進む。
すぐに道が分かれ、どちらに行くか迷う。よく見ると、ピンクのテープが見えたので、まっすぐ進むことにする。
こんなに寺のそばなのに、意外に不親切という気がした。登山道と寺とは全く関係ないのかもしれないな などと思いながら、写真のような道を進む。
道は再び分かれる。ここにも標識がないと思っていたら、どちらを進んでも、少し先で合流したのであった。
そして、さらに進むと、また二股。今度は右を進むようにと標識があった。 | |
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緩やかに登っていた道も、やがてジグザグの登りとなるが、さほど厳しいものではない。
道は明瞭にふまれており、やや身体は重いものの、足はドンドン進む。時折、伊那養護学校の 『 がんばれ 』 と書かれた標識が目に入る。
7時13分、その伊那養護学校の書いた 『 1ピット 』 という標識のある場所に到着。
ピット というのはどういう意味なのだろう。ピッチというのなら分かるが、ピッチの場合、人それぞれで違うと思われ
(例えば、60分登って 5分休憩といったこと)、それを単位とすることは無いであろう。
登山として初めての言葉なので、ちょっと戸惑う。 |
明瞭に踏まれていた道も、
1ピットを過ぎることから、周辺の草やササ、そして樹木が五月蠅くなり始める。
ただ、足元はしっかりしている。
ササや下草に付いた朝露が、ズボンを濡らす。今日は、夏にも拘わらず、前からの延長で 秋冬用のコンダパンツをはいてきてしまったので、
足は冷たくない (でも暑い)。
やがて、左手の樹林越しに山並みが見えてきたが、ガスでハッキリしない。
道はますます草木・ササが五月蠅くなる。 | |