青被せ

青被せ と 青被り は、、、同じです。
後景のみならず前景・中景まで、青い自然光が多く入り、全体的に青くなる写真です。

その差は・・・
青被りは、青が被ってしまった写真。絵コンテに合わない写真。
青被せは、青を被せた写真。絵コンテ通りの写真。

そこに撮影者の意図と作意があるならばそれは作品。青被せ

青被せの作り方・SSでの運用(ISO固定)

青被りの防ぎ方の逆です。
●SSを遅くする。
●それで足りなければF値を開ける。デメリットは被写界深度が浅くなる。

作り方・ISOでの運用

青被りの防ぎ方の逆です。
●ISO感度を上げる。
●それで足りなければSSを遅くする。デメリットは、定常光のブレ(第四章・ブレ参照)
●それで足りなければF値を開ける。デメリットは被写界深度が浅くなる。

作意と意図が受け取られるかどうか?

作意と意図があるか?ないか?の差です。

写真は作品です。
●作意と意図が、見る人に伝わり、可愛い・綺麗・怖い・どんな感情でも引き起こせるなら、青被せです。
●作意と意図が、何も伝わらないぼやっと青い写真、なら青被りです。

どちらになるかはあなたの絵コンテ次第です。これは貴方が作る写真です。

(傍章・撮影情報・構図を読んで下さい。)

(傍章・撮影情報・絵コンテ・ロケハンを読んで下さい。)

青被せは、青のモノクローム

モノクローム(monochrome)は白黒のイメージがありますが、本来の意味は単色です。青被せは青のモノクロームです。
陸上のモノクロ写真を見て勉強すれば、作意と意図、絵コンテの参考になります。
モノクロの方が良い写真、色情報が少ない方が引き立ち出てくるものってなんだろう?これが青被せだと思います。

色情報を少なくして、写真の中の情報量を減らします。そして写真の主題を明確にします。色情報が煩雑な場合は整理出来ます。しかし、情報整理をすると、モノクロームにすると、明確な主題、意図と作為が無ければ何も無い写真になってしまいます。

●どこかに色が残っていると印象的です。陸上のモノクロ写真で、白黒だけどバラの花一輪だけ真っ赤な写真などよく見ますね。甲殻類などで青被せで色を減らしながら目玉の赤は残すなどは典型的な例です。
●色が残っていない時は、明度コントラストが引き立つと印象的です
(傍章・撮影情報・色彩を読んで下さい。)

作例

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