黒抜きのバリエーションです。
黒抜きとボケを両立させます。不可能ではありません。
作例集の写真を読んで見ましょう。もうそろそろ写真が読めるようになっているはずです。
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青無し写真・黒抜き
前景+後景
ボケ有り
被写界深度とても浅い〜浅いまで。
F値開放〜F5.6(被写界深度が浅くボケる)、一枚だけF13(クローズアップレンズのボケ)
この写真がF13・クローズアップレンズ使用
1.jpg)
黒抜きですから写真の中の青い自然光量を減らさなければいけません。
SSは同調速度で決定・固定です。
通常黒抜きでは、F値を絞らなければいけません。
ボケ=被写界深度+距離の差
通常黒抜きのようなF値では被写界深度が深くなり、ボケとの共存が出来ません。いくら距離の差を作ったとしても無理です。
●F値を開けない限り、浅い被写界深度は出来ません。
●F値を開けると通常黒抜きになりません。
さてどうすればいいでしょう???
もう皆さん思いつかなければいけません。
すぐ答えを見ないで〜この考えている時間がとても大事ですよ。今あなたの頭の中でブレインストーミングするのです。
答え見ちゃうと、頭の中の知識が再構築されませんよ〜
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通常出来ないなら通常じゃない場所をロケハンするのです。F値を絞らず黒抜きするのです。
青い自然光量が非常に少なく、F値を開けていても青い自然光が写真に入ってこない場所をロケハンするのです。そしてこれはすでに学んでいます。
第一章 青い自然光より引用
| 青い自然光が多い場所 | 青い自然光が少ない場所 | 青い自然光がとても少ない場所 |
| 晴 | 曇り・雨 | 大雨 |
| 昼間 | 夕方 | ナイト |
| 浅い | 深い | 超深い |
| 白い砂地 | リーフ | 黒い岩場 |
| 岩の上 | 岩の横 | 岩の下の影 |
| 開けた広場 | 壁 | 真っ暗な洞窟 |
| 根の上 | 根の横 | 根の隙間 |
| 上向いて撮る | 横向いて撮る | 下向いて撮る |
| 太陽の方角を向く | 太陽に横向き | 太陽を背にする |
ナイトダイビングの時は青い自然光が皆無です。前景+背景で撮ればどのようなF値・SSでも黒抜きになります。
F2.8でも楽勝です。
ナイトならではの遊びです。ナイトの時にチャレンジして下さい。しかしナイトダイビングでは、被写体が限定されてしまいますね。
青い自然光の量が少ない場所をロケハンするのです。実はよく見るとそういう場所はそこら中にこっそり隠れています。ロケハン出来るかどうかです。

作例のオオシライトゴカイは、沖縄・水深5mです。夏の晴れた日の青い自然光量が最大の時でも撮れる光り輝く場所でした。
青い自然光量が多いとても明るい所にも、青い自然光の少ない場所が気を付けて見るとあります。
この写真は、根が張り出してオーバーハングになっている下で撮りました。
青い自然光量はすべての撮影場所で常に見て下さいね。
上の表のような場所で探してください。実際に撮って、どの程度でどの位の色になるかの経験を積み重ねて下さい。そうすればある日、頭の中の絵コンテごとに、適した場所が、光輝きだします。
やっぱりロケハン大事〜〜
ガイドさんに教えてもらった場所でただ撮ってはいけません。その場所をよく見て再ロケハンして、条件を考えて、自分で同じ条件の場所を見つけられる訓練をして下さいね。
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