武田薬品
日本橋の近くに武田製薬の東京支社があります。本社は大阪のようで、湘南研究所もあるようです。武田薬品は天明元年6月12日(1781年)創業、大正14年1月29日(1925年)設立で単体6792名、連結31263名とのことです。

国内順位 国内新薬メーカー 平成25年度売上
武田薬品工業 1兆5572億円
大塚製薬 1兆2180億円
アステラス製薬 1兆0056億円
第一三共 9978億円
エーザイ 5736億円
田辺三菱製薬 4191億円
中外製薬 3912億円
大日本住友製薬 3477億円
協和発酵キリン 3331億円
10 塩野義製薬 2829億円
15 小野薬品 1454億円

 厚生労働省によってジェネリック医薬品が推奨されているため、新薬メーカーは生き残りをかけて合併など再編を加速しています。アステラス製薬は平成17年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併。第一三共は三共と第一製薬が平成19年4月に統合したものです。田辺三菱製薬は平成13年に三菱東京製薬とウェルファイドが合併した三菱ウェルファイドと田辺製薬が平成19年10月に合併。中外製薬はスイスの製薬メーカのロシュに買収されたようです。大日本住友製薬は大日本製薬と住友製薬が平成17年10月に合併。協和発酵キリンは平成20年10月に協和発酵工業とキリンファーマが合併。武田薬品は平成27年にジェネリック薬品大手のテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(イスラエル)と国内販売会社を設立すると発表し平成28年4月に合併会社が設立され、平成28年10月からは、社名を武田テバファーマとするようです。テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズの日本法人のテバ製薬は本社が名古屋で、工場が飛騨高山にあるようです。
国内の製薬会社としては、大正製薬小林製薬科研製薬久光製薬日本新薬なども有名なようです。

順位 海外新薬メーカー 平成23年度売上
ファイザー(米国) 5兆1917億円
ノバルティス(スイス) 4兆5096億円
メルク(米国) 3兆6996億円
ロシュ(スイス) 3兆4875億円
サノフィ(仏国) 3兆3389億円
グラクソ・スミスクライン(英国) 3兆2864億円
アボットラボラトリーズ(米国) 2兆9915億円
アストラセネガ(英国) 2兆5865億円
ジョンソン&ジョンソン(米国) 1兆8763億円
10 イーライリリー(米国) 1兆8701億円
 ジョンソン&ジョンソンは医薬品事業のみの売上です。世界で有数の製薬メーカに比べると国内メーカの規模は1/10程度です。米国のファイザー(pfizer)、独国のバイエル(BAYER)、英国のグラクソ・スミスクライン(gsk)などは日本の大学などに拠点を作って研究成果を吸い上げているようです。また、ノバルティスの不正論文が話題になりましたが大学の研究室も研究費が欲しいため悩ましいところです。

糖尿病の薬として開発し承認されたアクトス(ピオグリタゾン)が認知症に効果があるとのことで、ジンファンデル(ノースカロライナ州)と連携し平成28年から治検を開始するとのことです。

武田薬品は、関連会社の売却、事業譲渡、買収などで狭い分野に集中をはかっているようです。
平成26年
09月
日本臨牀社をメディカルトリビューンへ譲渡 医学薬学関係出版の譲渡
平成27年
01月
武田分析研究所を住化分析センターへ譲渡 医薬品の試験や分析の譲渡
平成27年
04月
水澤化学工業を大阪ガスケミカルへ譲渡 吸着剤の製造販売の譲渡
平成28年
01月
抗精神病薬の欧州販売権を大日本住友製薬に返還 欧州での開発販売権の返還
平成28年
03月
腹圧性尿疾患治療薬の開発販売権をアウトポスト・メディシン(米)へ供与 開発販売権の供与
平成28年
04月
呼吸器系疾患領域の事業をアストラセネガ(英)に売却 呼吸器系疾患事業の売却
平成28年
04月
特許切れ新薬の大半をテバ製薬(イスラエル)へ移管 特許切れ新薬の移管
平成28年
06月
ミオバンド・サイエンシズに女性疾患むけバイヲ医薬品を譲渡
平成28年
12月
和光純薬工業を富士フィルムへ売却 臨床検査研究用試薬の売却
平成29年
01月
固形がんのアリアド・ファーマシューティカル(米:売上140億円)を6200億円で買収 肺ガンなどの治療薬ベンチャーを買収

和光純薬工業(大正11年に武田薬品から分離、平成28年3月期営業利益77億円)を平成28年に富士フイルムへ1985億円で売却したようです。

平成29年01月に固形がんのアリアド・ファーマシューティカル(米:売上143億円、従業員数300名)を6260億円で買収し肺ガンなどの治療薬ブリガチニブ(米国で2017年6月承認予定)や、慢性骨髄性白血病の治療薬アイクルシグも入手するようです。