![]() 小野薬品 |
![]() 小野薬品 |
長堀橋から徒歩6分、堺筋本町から徒歩3分程度のところに小野薬品の本社があるようです。小野薬品は東京支社もあるようです。小野薬品は享保2年(1717年)創業で、昭和22年(1947年)設立。登記上の本店所在地は道修町となっているようです。道修町には大日本住友製薬、塩野義製薬、田辺三菱製薬などもあるようです。小野薬品は平成26年に国内15位で武田薬品の1/10程度の売上のようですが研究開発費の売上高比は最も高く、BMSと共同で開発した免疫チェックポイント阻害薬:オプジーボで注目を集めているようです。平成27年度売上1560億円の内オプジーボ100億円程度に対し、適用を非小細胞肺ガンへ拡大したことにより、平成28年度はオプジーボだけで1200億円以上の売上を見込んでいるようです。 オプジーボの開発は、京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)教授が免疫のブレーキとなるPD-1を発見したことがきっかけのようで、2018年10月1日にノーベル医学生理学賞の受賞が発表されました。 オプジーボはガン細胞が免疫を不活性化させるのを阻止する薬で適用範囲が広く、平成26年7月に悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として承認。平成27年12月に肺ガンの8割以上とされる非小細胞肺ガンの治療薬として追加承認。平成28年9月には腎細胞ガン、平成28年内に血液ガンの一種で難病のホジキンリンパ腫の承認を得るほか、頭頸部ガン、胃ガン、食道ガン、小細胞肺ガン、肝細胞ガン、脳腫瘍などへの適用に向けて治験が進められているようで、平成27年には小野薬品の株価が高騰したようです。なお、承認されていない方法を用いた自由診療では副作用による死亡例も報告されているようです。 オプジーボは100ml当たり73万円で、体重60kgの患者は年間3500万円必要で、有効性は20%~30%、肺ガン患者50000人に処方すると1兆7500億円となり、健康保険が破綻すると言われており、薬価を下げるべきと言われていますが、血友病患者の場合は月に1億円必要とのことで、大変悩ましい状況です。薬の価格は開発費が膨大であることと、各国で制度が異なるため悩ましいところですが、オプジーボは100ml当たり、日本では73万円に対し、米国では29.6万円、英国では14.4万円となっていることにも焦点が当たっているようです。 小野薬品はメルク(米国)の新薬キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)が免疫チェックポイント阻害薬の特許を侵害しているとしてメルクの日本法人MSDに対し平成28年10月に提訴したようです。欧米ではブリストル・マイヤーズスクイブBMSがメルクに対して訴訟を起こしているとのことです。 医薬品販売額
世界的にもメルク(米国)キートルーダの他、ロシュ(スイス)のテセントリック(一般名:アテゾリズマブ)膀胱がん、非小細胞肺がん、アストラセネガ(英国)のデュルバルマブなど武田薬品をはるかに超える巨大企業が免疫薬に参入してきており、競争が激化しているようです。 国内製薬会社の研究開発費/売上高比(平成26年度~平成29年度)
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