05 薩摩焼 |
白薩摩鱗文八角平鉢(しろさつまうろこもんはっかくひらばち) |
最高品質の薩摩焼は白さと微細な貫入によって作られますが、さらに金彩や上絵が加わることで一段と絢爛豪華なものとなります。この八角平鉢は薩摩焼の特徴をよく捉えたもので、口縁に幅を持たせ、そこに金箔の鱗文を施したものです。さらに上絵での装飾も加え、一段と華やかに仕上げました。 |
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白薩摩木の葉皿(しろさつまこのはざら) |
柏の葉を外形に板作りで揃いものを簡単に作る技法です。「蝉の羽のよう」と例えられるほど微細で幽玄な貫入は板作りや型作りのような表面が平らな作品で最もきれいに表現されます。またこのような高級感ある作品の揃いものは魅力的なものです。 |
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当講座で使用する薩摩粘土は、焼き上がりが澄み切ったように白く上品で、貫入を作り出す収縮率も釉薬と最も適合したものとなっております。また、薩摩貫入釉はこれほど微細な貫入が現れるものかと驚くほど綿密に調合されたものです。これに、窯R−101の焼成温度、冷却が合わさることで実現します。
金箔は陶芸用として特別製作したもので、台紙に貼りつけているためハサミやカッターナイフで自由な形に切ることができ、水に浸すだけで簡単に台紙から外れ、作品に貼り付け思い思いの文様を組み入れることで、より華やかな作品へとつながります。
指導は岡本立世先生による大変分かり易い解説で、八角形の作り方や葉皿成形のポイント、均一な釉掛けが求められる薩摩貫入釉の的確な掛け方等、細部に渡り詳しいものとなっております。基本的なヒモ作りや板作りの技術を習得した方であればどなたでも取り組める内容です。是非この機会に羨望の薩摩焼にチャレンジしてみて下さい。
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セット内容 |
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