天狗岳 ( 天狗岳 = 西天狗:2,646.0m) 2018.3.28 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 8】

その展望だが、ここに至るまでに見えた山々に加え、 縞枯山と三ツ岳の後方には、 戸隠山高妻山の他、 焼山、火打山妙高山の 頸城山塊がうっすらと見えるようになる。

ぼやけ気味で分かりにくいが、写真 左端の山が戸隠山。
その右の三角形の山が 高妻山で、その右に見える真っ白な山が焼山、そしてさらに 火打山が続く。
火打山の右には 妙高山の外輪山である三田原山が見え、 その右にドーム型をした 妙高山が続いている。

息を切らせつつ急斜面を登る。

斜面の先には青空が広がっており、そこに太陽が輝いている。
本日は予報通り良い天気である。

展望を楽しみながら登っていくと、やがて斜面の先、青空との境目にハイマツ帯が見えるようになる。
漸く頂上かと思って喜んだものの、登り着くと、そこからさらに先に雪の斜面が続いておりガッカリさせられる (写真)
しかし、今度こそは頂上であることは間違いないようなので、最後の踏ん張りと思い、頑張って登っていく。

途中、左手前方には 浅間山が見えるようになる。

写真 中央が 浅間山前掛山
浅間山の左に見える黒く尖った山は 黒斑山で、その左後方には烏帽子岳、 岩菅山草津白根山などが見えるはずであるが、 本日は霞んでしまっていて同定が難しい。
また、浅間山の右後方には 白砂山が見えるはずであるが、 こちらもハッキリしない。

傾斜が緩み、 またハイマツ帯が目の前に見えてくると、その先が 西天狗の頂上であった。 時刻は 10時26分。
少々時間が掛かり過ぎではあるが、リハビリ登山としてはこんなところであろう。

山頂には登山者が 1人いたものの、すぐに下山されたので頂上独占状態となる。

この頂上は、ここに至る迄に見えた山々の集大成となっており、 さらにそこにこれから登る東天狗 (写真)、そして奥秩父の山々が加わることになる。
しかし、この時間帯、しかも気温が結構 高いため、すぐそばの 八ヶ岳の山々を除いては、 いずれの山も霞み気味である。

なお、頂上の雪はそれ程多くなく、 2年前の 4月には 『 西天狗岳山頂 』 というところまでしか雪の上に見えていなかった標柱も、 今は全部の文字が見え、さらにその下の部分まで現れている。
積雪は 50センチといったところではないだろうか。

雪の上に露出している岩に腰掛けて食事をとり、周囲の山々を写真に収めた後、 10時49分に東天狗へと向かう。

無雪期には岩がゴロゴロしている斜面も 今は完全に雪に覆われており、しかも上から見るとかなりの急傾斜に見える (写真)
雪も少しグズグズしているので、滑らないように慎重に下る。
こういう時はピッケルの方が有効であろうが、ダブルストックで何とか下っていく。

東天狗との鞍部に無事に下り立った後は、左に巻き道を分け、東天狗の斜面に取り付く。
こちらも雪の量は少なく、むしろ岩が結構 露出していて、アイゼンでは登りにくい箇所もある。


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