やがて、
今までと比べて岩がかなり大きくなった場所を進む。 その下り斜面の途中に標識が立っていたが、 そこには 『 下 』 などの文字は見られなかったのだった。 | |
正規の道は スリバチ池の周りを囲む土手の上を進むのであるが、スリバチ池に下りている足跡が沢山あるので、 冬期限定ということにして小生もスリバチ池へと下りてみることにする。 こちらはあまり雪が踏まれていないので、かなり足が潜るが、その距離は短く、 池があると思われる場所の近くまで来ると足下も落ち着いてくる。 先にも述べたように、池は全面雪に覆われていて水は見えないが、 この池の水は涸れることもあるので、今の時期、雪の下に凍った水はないのかもしれない。 |
|
なお、池の部分は雪の広場になっているため、
格好の遊び場になっているようで、雪ダルマが作られているほか、水面と思しき所にはナスカの地上絵のような模様が描かれている。 振り返れば東天狗と 西天狗がよく見えており、 この場所から見る天狗岳は目の前に雪の原が広がっているために全体的に白が多くなって、なかなか素晴らしい構図である。 | |
池の上と思われる所に足跡を残した後、 再び土手の斜面を登って正規のルートに合流する。 登り着いて少し進めば、下り斜面となってその先に黒百合ヒュッテが見えている。 写真は、黒百合ヒュッテへの下りに入るため、見納めとなる
天狗岳。 |
|
なかなかの急斜面をジグザグに下り、黒百合ヒュッテには 12時丁度に到着する。写真は その下って来た斜面。 ヒュッテ前のベンチにて 5分程休憩した後、唐沢鉱泉に向けて出発する。 少し先で樹林越しに 乗鞍岳が見えたものの、 この時間ではもう完全にぼやけ気味である。 | |
よく踏まれた雪の上を下る。 無雪期であれば、この登山道には唐沢の源流の 1つと思われる水の流れが絡んでくるのであるが、 今は完全に雪の下、流れる音も聞こえない。 陽の光が差し込んで明るくなった樹林帯を黙々と下り、
渋の湯と唐沢鉱泉の分岐には 12時22分に到着。 |
天狗 1、  天狗 2、   天狗 3、  天狗 4、   天狗 5、  天狗 6、   天狗 7、  天狗 8、   天狗 9、  天狗 10、   天狗 11 もご覧下さい。