11月6日、久々に山に登ってきた。
10月11日に南駒ヶ岳を登った後、
体調を崩してしまい、加えて台風などもあって天候が芳しくない週末が続いたため、ズルズルと 1ヶ月近い間が空いてしまった次第である。
そして、実は 11月6日も体調、特に肩を中心に疲れがとれない状態であったため、家で休養するつもりだったのだが、
どうもこの 1ヶ月の状況を振り返ってみると、家でゴロゴロしている方が翌日以降の体調に悪影響が出るような感じがしたため、
思い切って出かけることにしたのである。
行き先としては、直ぐさま大清水から燧ヶ岳に登るプランが浮かんだものの
(11月8日にて戸台から大清水までの道が冬季閉鎖となることから、その前に大清水から登ることを考えた)、
どうも燧ヶ岳は雪がかなり積もっている所があるようなので、小生自身が冬に対する心構えがまだできていないことを踏まえ、
このプランは却下することにしたのだった。そして次の候補を考え、最終的に決めたのが、
浅間山の第二外輪山、前掛山である。
体調を考慮してあまりハードな登山ルートは避けたいこと、とは言えそれなりに高さがある山が良いこと、一方で雪が積もっていない山であること、
そしてまだ登っていない山・コースであることなどを総合的に勘案して選んだ結果である。無論、その地域が晴天ということが必須条件であることは言うまでもない。
登るコースは、浅間山荘 (といっても、連合赤軍による占拠事件のあった河合楽器保養所の あさま山荘ではない) から火山館、
湯ノ平を経由して前掛山に至り、その後再び湯ノ平 (火口原)、Jバンドへと進んで、仙人岳、蛇骨岳、
黒斑山を経由して戻ってくるというものである。
前掛山を除けば、ほとんど登った山ばかりであるが、広い火口原は以前からどうしても歩いてみたいと思っていたため、
少々紅葉の盛りは過ぎているものの出かけることにしたのである。
なお、前掛山は現在浅間山が登山禁止であることから、百名山登頂を目指す人たちにとっての
浅間山の代替地になっている (事実、前掛山の頂上には 浅間山と書かれた標識があり、
その横に括弧書きで前掛山とあった)。かつては、第一外輪山にある 黒斑山が浅間山の代替地であったが、
このところ浅間山の火山活動も落ち着き、警戒レベルが 1となっていることから、
浅間山にさらに近い前掛山までの登山が許されているということである。そういう状況であるから、
いつまたその頂上が踏めない状況になるやもしれず、この時期に登っておきたいところでもある。
ということで、4時に横浜の自宅を出発。
横浜ICから東名高速道に乗り、東京ICを目指す。久々に中央高速道を通らずに済んだので ホッとしたが、これは中央高速道が嫌いなのではなく、
そこに至るまでの国道16号線が嫌いなのである。ただ、関越自動車道に乗るためには、東京ICから環八を通る必要があり、
こちらも大変混むので好きな道路ではないのだが・・・。
そして案の定、早朝というのに環八で渋滞発生、イライラさせられた。しかし、練馬ICからは順調で、藤岡JCTを経て小諸ICまで快調に車を飛ばす。
小諸ICで下りたら左折して 県道79号線を北に進む。すぐにでT字路 (小諸IC北) となるので、
ここを右に曲がり、暫くは浅間サンラインを東へと進む。2つ目 (だったと思う) のトンネルを抜けたところで右折。
さらにすぐに右折して、チェリーパークラインに入り、先ほどのトンネルの上を通って山の方へと進む。この行程は、
以前 黒斑山登山のために車坂峠に向かったルートでもある。
暫く進むと、浅間山荘天狗温泉への分岐が現れるので、右折。ここから未舗装の林道のような道が 4kmほど続く。
しかしそれにしても、かつて浅間山に登った後、浅間山荘に下山してからこの道を下り、
さらには車道を延々と下って、小諸駅まで歩いたのだった (もっと近い山道もあったようだが・・・)。
今回車を運転していて、その距離には呆れるばかり。今ではそんな気力は全くなく、即タクシーを呼ぶところである。
浅間山荘前の駐車場には 6時50分に到着。上にある 2つの駐車場のうち 1つはほぼ満車であった。
トイレや、駐車料金 (500円) の支払い、また、歩き始めてから偏光グラスを忘れたことに気づいて戻ったりしてかなり手間取ったため、
最終的に出発したのは 7時9分であった。