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東の方を見れば、南アルプスの連なりがよく見える。
左 (北) から、鋸岳、
甲斐駒ヶ岳、
アサヨ峰、
仙丈ヶ岳、
北岳、
間ノ岳、
農鳥岳、
塩見岳といった、
お馴染みの山々が確認できる。
塩見岳の左後方には、
富士山の姿もうっすらと見えている。
また、鋸岳のさらに左方には、八ヶ岳の姿も見える。
写真は、そのうち 間ノ岳から塩見岳を写したものである
(真ん中にうっすらと見えるのが富士山)。 |
稜線には雪が全くないので、
暫くはアイゼンを着けたまま、カールの縁に残る雪の上を進む。
前方右手には、乗越浄土から和合山、伊那前岳と続く尾根が見える。
雪の上の歩行も、やがてサギダルの頭にて行き止まり。アイゼンを外して、
正規の道に戻る。 | |
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稜線上は、写真のように完全に夏道が続く。
この先、アイゼンを再び装着せねばならないのは面倒だが致し方ない。
また、三ノ沢岳側の斜面にもう少し雪があれば、今進んでいる 三ノ沢分岐まで行かずに、途中 ショートカットして、三ノ沢岳へのルートに入れるのだが、
今の状況では無理。
三ノ沢分岐に向かって緩やかに登っていく。 |
左手には、三ノ沢岳が先程よりもそのピラミダルな姿を見せており、
弥が上にもテンションが上がる。
ただ、頂上へと続く稜線を見ると、ナイフリッジ状になっている箇所が結構あり、雪の状態、そして強く吹く風が少々心配になる。
なお、三ノ沢岳の左後方に見えているドーム型の山は、
恵那山であろう。
恵那山と三ノ沢岳の間に見えているのは、南木曾岳と思われる。 | |
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振り向けば、こちらから続く尾根の先に熊沢岳がなかなか形の良い姿を見せている。
そして、その左には南駒ヶ岳。
昨年、伊奈川ダムから木曽殿越、空木岳を経由しての再登山を試みた時は、ガスに囲まれその姿を捉えることができず、
しかも時間の関係もあって空木岳までで止めてしまったのだった。
こうしてその美しい姿を見ると、また再チャレンジしたくなる。
そして、南駒ヶ岳の左にある空木岳は、
島田娘に遮られてその頂上が少し見えるだけである。 |
9時3分、三ノ沢分岐に到着。
目の前には宝剣岳、そしてその左後方には、中岳、
木曽駒ヶ岳が見える。
宝剣岳には雪が全くないようなので、帰りに余力があれば、その頂上を踏むことにする。
ここからはまたまた雪渓が続くので、アイゼンを再装着する。
面倒くさい。 | |