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中岳斜面を登る。
中岳斜面に取り付くまでに雪が多く残っている場所を通過するが、中岳斜面への登りでは最初雪は無し。
しかし、すぐに雪の斜面の登りとなる。雪はかなり緩んでおり、踏み抜くことも多々あるので、体力を消耗する。
先人の足跡を追いながら、踏み抜きをしないように登る。アイゼンは不要。
左手後方を見れば、三ノ沢岳が中岳斜面の先に少し顔を出している。 |
雪の斜面の登りもすぐに終わり、13時58分、
中岳頂上に到着。
折角なので、頂上祠にお参りをする。
木曽駒ヶ岳には 昨年も 2回登っているが、
この中岳は 2007年以来、6年ぶりとなる。
すぐに縦走路に戻り、木曽駒ヶ岳との鞍部に向かって下る。 | |
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下る前に登り来たりし方角を見やれば、宝剣岳、
空木岳、
南駒ヶ岳といったスター達が顔を揃えているのが見える。
そして、南駒ヶ岳の右に見える熊沢岳も、なかなか良い形をしている。
また、土日であればかなり人がいるであろう登山道上には誰も居ない。
千畳敷駅を出てからここまで、人を見たのは 宝剣山荘の方を含めて 7人程。実際に擦れ違ったのは、宝剣岳下り斜面での 老夫婦のみである。
やはり平日の登山は良い。病みつきになりそうである。 |
木曽駒ヶ岳の姿を見ながら、
中岳との鞍部へと下る。
こちら側の斜面に雪はほとんど無い。
ここから見ると、木曽駒ヶ岳の登山道は夏道が出てしまっているようだ。
一方、駒ヶ岳頂上山荘の裏手を登れば 雪の斜面が楽しめそうである。
ここは臨機応変に行きたいところである。 | |
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駒ヶ岳頂上山荘前には 14時7分に下り着く。
左手の夏道を進めば楽そうだが、先程述べたように、ここは小屋裏手の雪渓を登れば面白そうである。
雪の上には、シリセード、スキー、そしていくつかの足跡が残っている。この時期だけの特権として、雪の斜面を登る。
小屋から馬ノ背へと続く正規の道もあるようだが、今は雪の下。現在 歩いているのは、それよりも斜面に近いところと思われる。
左手後方を見れば、三ノ沢岳、その左後方に 安平路山、
そして熊沢岳、南駒ヶ岳、
空木岳が見える。
三ノ沢岳の右後方には、うっすらと恵那山が見えている。 |
いい加減にコース取りをしていたら、
最後は結構 急斜面を登ることになってしまった。
アイゼンを装着していないので、キックステップにて斜面を登る。
そして、登り着いたのが馬ノ背。馬ノ背の下方を見れば、
ずっと続く尾根の向こうに、将棊頭山、行者岩、茶臼山が見える。
左に曲がって馬ノ背の上方を目指す。
すぐに雪の斜面の奥に 木曽駒ヶ岳頂上、
伊那側にある祠の屋根が見えてきた。スキーやスノボー、シリセードの跡により、テカテカ光っている斜面を登り、
14時27分、木曽駒ヶ岳頂上に到着。
嬉しいことに、ここにも誰も居ない。 | |
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誰も居ない頂上で暫し休憩。
やはり、御嶽に目が行く。
北アルプス方面は、さすがにこの時間では霞み気味であるが、
乗鞍岳はよく見えている。
南アルプスもよく見え、富士山も
伊那前岳の右後方、
塩見岳の左に依然として見えている。
空木岳、
南駒ヶ岳、三ノ沢岳もよく見えるが、
ここでは 宝剣岳の姿が印象的である。 |