安平路山( 安平路山:2,363.1m ) 2012.6.23 登山



【PHOTO & 記録 安平路山 1】

私事で恐縮だが、3月の母親の他界に引き続き、この 6月に父親も後を追うようにして亡くなってしまい、 その前後、とても山に行ける状態ではなく、5月13日の御嶽以降 1ヶ月以上も山に登っていない。
しかし、こうして急に両親を相次いで亡くしてしまうと、もっと親孝行すればよかったとの後悔しきり。が、もう後の祭りである。
そして、今までほとんど知識の無かった高齢化社会の問題点に直面し、さらにはそれに関わる色々な制度の矛盾も知り、大変 勉強にもなったのだった。
両親とも頭がクリアなまま死を迎え、さらには残された我々にほとんど手を掛けさせることの無い見事な死の迎え方であった。 小生も 自分の最後はかくありたい と思った次第である。

と、冒頭で暗い話になって申し訳なかったが、ようやく少し落ち着いてきたこの 6月23日の土曜日、 山に行けるチャンスが巡ってきた。
天気予報を調べると、いつもチェックしている長野県の大桑村、そして飯田市の天気予報は一日中 晴れマークが並んでいる。これは昨年の 11月に登ろうとして、 前夜に路面凍結情報を得たため断念した安平路山に登る機会を狙っていたためであるが、こうなると、この土曜日は安平路山登山の絶好のチャンスである。

ということで、23日の土曜日は 2時50分に横浜の自宅を出発。
空を見上げれば満天の星と言いたいところだが、空はどんよりと曇っている。飯田市の方は予報通り晴れに違いないと思いつつ、 いつも通り国道16号線を進んで八王子ICから中央高速道に入る。
しかし、いつまで経っても曇り空が続き、北岳鳳凰山甲斐駒ヶ岳といった山々もその姿を見ることができない。 八ヶ岳だけはそのシルエットがハッキリと見えていたものの、 どうも天候は快晴とは行かないようである。
途中、余りにも眠くなって諏訪湖SAで 20分程仮眠。その後、岡谷JCTを過ぎると少し青空が見えたものの、飯田ICを下りる頃には 青空は無くなり、 曇り空が広がった状態であった。
飯田ICからは国道153号線に入り、すぐに飯田インター西で右折して三州街道に入って飯田市街へと向かう。やがて、知久町二・三丁目の交差点を左折し、 今度は大平街道に入る。後は当分道なりである。
この大平街道は伊那谷と中山道の妻籠宿を結ぶ道路で、できたら徒歩で歩いてみたいと思わせるような、なかなか趣のある道路である。
山道が続き、道幅は狭く、対向車に注意が必要ではあるものの、交通量は少ないのか、擦れ違った車は数台であった。
道の脇には 石仏もあり、また途中 猿の群れに出くわすなど、昔の街道の面影を残すなかなか楽しい道である。

やがて飯田峠を越え、下り道に入ると、暫くしてようやく民家 (無人) が現れる。 大平宿である。
摺古木山・安平路山への道は、その最初に現れた民家から 100m程進んだ所にあり、明瞭な標示板があるので迷うことはない。
標示板に従って右折し、林の中を進む。暫くは舗装道であるが、やがて未舗装道路に変わり、『 落石注意 』 の看板が現れる。
ここでその看板横のスペースに車を駐める。時刻は 7時20分。


小生の車はAWD (4WD) なので、そのまま未舗装道を進むことも可能だったのだが、 父の死など色々なことがあって 少し身体を虐めたい (身体に負荷をかけたい) という気持ちが強かったため、 ここに車を駐めたものである。
無論、ヤマレコなどで この先の道程のことは下調べ済みであり、2時間弱の林道歩きは 覚悟の上である。
身支度をして 7時26分に出発。林道を先へと進む。

道は全くと言って良い程 荒れておらず、 一般車でも問題なく進むことができる。と思っていたら、15分程歩くと、道の真ん中に大きな岩が転がっていたので驚かされた (写真)。 恐らく、左の斜面から落ちてきたものだろうが、この先もこんなことが多々あるのだろうかと少々心配になる。
この岩を通り過ぎると、すぐに簡易ゲートが現れる。車で先に進むには張られたロープを一旦外す必要がある。
ゲートの傍らには立て看板があり、『 ・・・自然保護のため、一般車の乗り入れはご遠慮下さい。』 と書かれている。 しかし、林道歩きを延々とした後、摺古木山、安平路山に登る人はほとんどいないであろう。矛盾を感じる。

林道を黙々と進む。この辺もそれ程道は荒れていないので、一般車でも問題なく進むことができそうである。
しかし、場所によっては左の斜面が崩れて砂状の肌がむき出しになり、しかもその途中に大岩が辛うじて止まっている といった状態の所もあり、 大変危険である。大雨でも降れば崩れてしまう可能性はかなり高い。そういった所が数ヶ所見られる。
その一方で、写真のような場所もあり、なかなか変化に富んだ林道である。
なお、進むに連れて林道は荒れ気味になり、一般車では慎重に進まないと 腹を擦る程に抉れている場所も現れる。 しかし、スピードを出しさえしなければ問題なかろう。

途中、樹林越しに山並みが見えたが、 山の名は全く分からない。
地図を見ると、林道の進む先に摺古木山があるので、摺古木山が見えたとしても可笑しくはないのだが・・・。
ただ、道はクネクネと曲がっているので、林道の進む方角がかなり変化することも確かである。

8時33分頃に写真のような場所を通過する。左の斜面も砂状の山肌がむき出しで危なそうであるが、 右の路肩の方も脆そうである。車は要注意。
やがて、なかなか気持ちの良さそうなササ原の斜面を有した山が見えてきた。後で知ったのだが、アザミ岳と言うらしい。
それにしても林道歩きは長い。

長い林道歩きにウンザリし始めた頃、先の方に建物が見えてきた。そろそろ林道終点が近づいたようである。
実際には見えてきた建物はトイレで、摺古木自然園休憩舎はもう少し先であった。到着時刻は 8時54分。約 1時間半の林道歩きであった。
休憩舎の手前には車が 2台とバイク 1台が駐まっている。
林道を歩いた 1時間半の間に車に抜かれることはなかったので、皆 恐らく 1時間以上前に山に取り付いたに違いない。今日はピストン登山なので、 いずれ擦れ違うことであろう。
休憩舎の前を素通りし、そのまま山道へと進む。先の方には アザミ岳がササの斜面を見せている。

暫くはササの斜面を登る。
途中に入山者を数える カウンターがあったので少々驚かされる。それ程 入山者が多い山とは思えないのだが・・・。

道はササ原、そしてカラマツの林の中を急登する。
久々の登山なので、いきなりの急登では厳しかったに違いないが、1時間半の林道歩きがウォーミングアップになったようで快調に登って行くことができる。
やがて、大きな岩の横を通り過ぎる。そしてその岩から少し登ると、傾斜は緩やかになり、展望もグッと開けてくる。



安平路山登山データ

上記登山のデータ登山日:2012.6.23 天候:曇り時々晴れ単独行日帰り
登山路:林道舗装道終点部−簡易ゲート−摺古木自然園休憩舎−風穴−直登ルート分岐− 摺古木山−白ビソ山−安平路避難小屋−安平路山−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央自動車道)−岡谷JCT−飯田IC−(国道153号線)−飯田IC西−(国道256号線 三州街道)− 知久町二丁目・三丁目−(大平街道)−水道屋−(東沢林道)−舗装道終点(車にて)
交通復路:舗装道終点−(東沢林道)−水道屋−(大平街道)−知久町二丁目・三丁目−(国道256号線 三州街道)− 飯田IC西−(国道153号線)−飯田IC−(中央自動車道)−岡谷JCT−八王子IC−(国道16号線)−瀬谷 (車にて)

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