三ノ沢岳 木曽駒ヶ岳 ( 三ノ沢岳:2,846.5m 縦走中の最高峰は 宝剣岳 2,931m ) 2013.5.24 登山



【PHOTO & 記録 三ノ沢岳 4】

写真のような場所も、実際に歩いてみればほとんど問題なく通過できる。
右側からの風は強いものの、身体がよろける程ではないので、心配ない。

岩場に到達すると、道は再び雪が無くなる。
ハイマツと岩の間を抜けて進む。

右手には御嶽。 やはりその姿が素晴らしく、つい目が行ってしまう。
ただ、美しい姿もよく見ると、スキー場が山腹に傷跡を残しており、さらには左の斜面 下方に大きな崩壊地も見えている。
この崩壊は 1984年の長野西部地震によるものらしい。

三ノ沢岳までは、一旦下っては登り返すというパターンを 3回程繰り返しながら進む。
ありがたいことに雪は 結構締まっており、アイゼンが良く利いて順調に進むことができる。
但し、先程と同じように、岩場近くになると、結構 潜ることがあるので要注意である。

南を見れば、 空木岳の方は良く見えるものの、 南駒ヶ岳の方は 熊沢岳の陰に隠れつつある。
一方で、空木岳と南駒ヶ岳の間にある赤梛岳が、その存在を誇示し始めている。

やがて、最後の斜面の登りにかかりはじめる。
かなり高度も上がってきており、振り返れば木曽前岳、麦草岳乗鞍岳がよく見える。
無論、宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳と続く、 中央アルプスの主稜線もよく見えている。

最初は緩やかな登り斜面も、高度を上げるに連れ急になり、 気を抜くことができない。

斜面の角度は写真のような感じ。かなり急である。
まあ、急と言っても、写真を撮る余裕があるくらいなので、大したことはないのかもしれないが・・・。

とは言え、油断は禁物。慎重に登る。
時刻は 10時20分を回っており、登り始めてから ほぼ 2時間を経過。この急斜面と相まって、疲れが出始める。
しかし、頂上までもう少しなので、頑張るしかない。



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