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写真のような場所も、実際に歩いてみればほとんど問題なく通過できる。
右側からの風は強いものの、身体がよろける程ではないので、心配ない。
岩場に到達すると、道は再び雪が無くなる。
ハイマツと岩の間を抜けて進む。 |
右手には御嶽。
やはりその姿が素晴らしく、つい目が行ってしまう。
ただ、美しい姿もよく見ると、スキー場が山腹に傷跡を残しており、さらには左の斜面 下方に大きな崩壊地も見えている。
この崩壊は 1984年の長野西部地震によるものらしい。 | |
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三ノ沢岳までは、一旦下っては登り返すというパターンを 3回程繰り返しながら進む。
ありがたいことに雪は 結構締まっており、アイゼンが良く利いて順調に進むことができる。
但し、先程と同じように、岩場近くになると、結構 潜ることがあるので要注意である。 |
南を見れば、
空木岳の方は良く見えるものの、
南駒ヶ岳の方は 熊沢岳の陰に隠れつつある。
一方で、空木岳と南駒ヶ岳の間にある赤梛岳が、その存在を誇示し始めている。 | |
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やがて、最後の斜面の登りにかかりはじめる。
かなり高度も上がってきており、振り返れば木曽前岳、麦草岳、
乗鞍岳がよく見える。
無論、宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳と続く、
中央アルプスの主稜線もよく見えている。
最初は緩やかな登り斜面も、高度を上げるに連れ急になり、
気を抜くことができない。 |
斜面の角度は写真のような感じ。かなり急である。
まあ、急と言っても、写真を撮る余裕があるくらいなので、大したことはないのかもしれないが・・・。
とは言え、油断は禁物。慎重に登る。
時刻は 10時20分を回っており、登り始めてから ほぼ 2時間を経過。この急斜面と相まって、疲れが出始める。
しかし、頂上までもう少しなので、頑張るしかない。 | |