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周囲の景色を楽しみながら岩場を登り、
硫黄岳の平らな頂上の一角には 12時29分に登り着く。
そして、硫黄岳の標識がある場所には 12時30分に到着したのだった。
嬉しいことに頂上には誰もいない。
また、広い硫黄岳頂上に雪は少なく、ゴロゴロした岩が剥き出しになっているので、アイゼンを装着したことが却って裏目に出たという感じである。 |
ここからは、先程 赤岩ノ頭付近、そしてそこから登ってくる途中で見えた山々に加え、
浅間山、そして
黒斑山などの
浅間山の外輪山の他、
四阿山
(あずまやさん)、根子岳が見えるようになる。
また、振り返れば、前回と同様、
横岳の左後方に
金峰山、
国師ヶ岳、
小川山、
甲武信ヶ岳、
三宝山といった奥秩父の山々が確認できる。
写真は 浅間山方面。
浅間山をタケノコの皮のように
前掛山が包んでいる。
前掛山の手前の山は恐らく剣ヶ峰で、その左に黒斑山、蛇骨岳などの外輪山が見えている。
また、浅間山の右後方に見えている山は
白砂山のようである。 |
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浅間山の左には、
草津白根山、
岩菅山などが見えるようだが、肉眼では分かりにくい。
そして、さらに左に目を向ければ
四阿山、
根子岳の姿を確認することができる。
写真では、中央の山が 四阿山。その左の山が根子岳。 |
四阿山、
根子岳からさらに左に目を向ければ、先程 コルからここまで登ってくる途中で見えた頸城山塊が見えている。
写真 右から 1/3程の所に見える山が
妙高山。
妙高山の左に見える山は恐らく
黒姫山であろう。
黒姫山の左に見える真っ白な山が
火打山で、
さらにその左には白いおむすびのような焼山が続いている。
焼山の左には
高妻山
(写真 左端の山) も見えており、さらに写真には写っていないが、高妻山の左に
雨飾山も見えている。
なお、目の前 下方に見える山は
東天狗。 |
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振り返れば、
阿弥陀岳、中岳、
赤岳と続く稜線が
かなりの迫力をもって迫っている。
また、阿弥陀岳と中岳を結ぶ稜線の後方には、ギボシ、
権現岳、旭岳も姿を見せている。
そして、ギボシ、権現岳のさらに後方には、
高嶺、
鳳凰三山、
辻山といった南アルプスの山々が並んでいるのが見える。 |
こちらは
横岳方面。
先にも述べたように、あれ程その存在を誇示していた大同心は、もはや横岳の懐に完全に飲み込まれてしまっている。
尤も、これは見る角度によるもので、
硫黄岳の三角点の方へと進めば、
その存在をしっかりと確認できることは前回経験済みである。 |
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