硫黄岳 ( 硫黄岳:2,760m、三角点は 2,741.9m ) 2015.12.2 登山



【PHOTO & 記録 硫黄岳 2】

進むにつれ、流れが発する水しぶきが岩に氷を張り付かせているといった状態が 北沢に見られるようになるが、本日はそれ程寒さを感じない。

実際、美濃戸口に車を駐めた時には、車載の温度計は 2℃を示していた。
従って、この山奥でも温度は マイナス 2〜3℃ではないかと思われる。
この先、日が当たり始めれば、もっと気温は高くなるであろう。

長く続く桟橋、そして岩畳のような道を進んでいくと、 やがて前方に白い峰が見えてくる (写真)
ほんの一部分しか見えていないので山名を確認するのが難しいが、恐らく 硫黄岳横岳との間にある台座ノ頭付近であろう。
その台座ノ頭が雪で白いことから、本日は青空の下、この冬初めてとなる雪を踏むことができることになりそうである。

道は北沢に絡むように進み、何回も流れを渡っては また渡り返す。

足下の雪の量が徐々に増えてくると、再び前方の視界が開け、 先程見えた台座ノ頭に加え、その右に大同心、さらには 横岳の奥ノ院、そして小同心の姿が見えてくる。
こちらから眺める大同心は、周囲の斜面に雪の白さが目立つ中、黒々としており、またその形からして、 まるでキングコングの後ろ姿を見ているようである。
こういった景色が目に入ると、さすがにテンションが上がり出す。早く稜線の上に立ちたいものである。

この後も、何回も北沢を渡っては また渡り返すという行程が続く。
周囲の雪の量は 3センチ程度。北沢に架かる橋にも雪が積もっており、凍っているのではと心配したが、 幸いなことにしっかりと踏みしめることができたのだった。

むしろ問題は、先にも述べたように所々で現れて道を塞いでいるアイスバーンの方である。
軽アイゼンやチェーンスパイクを装着していれば問題はないのだが、着脱の煩わしさ故、装着する気になれない。
道を外れて林の中を進んだり、氷の上に出ている石の上を慎重に辿りながら進む。

この頃になると、太陽も 八ヶ岳の稜線の上に出て 周囲を明るく照らすようになり、気持ちよく進んでいけるようになる。

暫く進むと、今度は左手の樹林の間にズングリとした山が見えてくる。
それ程高くないのだが、その斜面に岩場が目立ち、それが斜面の雪とともに陽を浴びて輝いている。
こちらの方角にこんな山があったのだろうかと思い、すぐに 峰の松目を思い浮かべたが、峰の松目の斜面は樹林に覆われていたはずなので、 どうもピンとこない。
実は、この山はこれから進む赤岩ノ頭であり、先般の 硫黄岳−赤岩ノ頭−峰の松目という縦走路からは この南側の斜面が見えなかったため、初めて見るこの姿にビックリさせられたという次第である。

さらに進んでいくと、今度は左後方に 峰の松目も見えてくる。
こちらはイメージ通りの形をしているが、その山肌の荒れが少々気になるところである。



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