硫黄岳 ( 硫黄岳:2,760m、三角点は 2,741.9m ) 2015.12.2 登山



【PHOTO & 記録 硫黄岳 7】

鋸岳のさらに右側、 目の前の赤岩ノ頭の右後方には白岩岳が意外に存在感を示している。 この白岩岳は標高 2,267.4mとそれ程高くない山であるが、その形がなかなか良いため前から気になっていた山である。
今年は無理であるが、来年はチャレンジしてみたいところである。

そして、白岩岳のさらに右側に目をやると、白岩岳から連なる尾根の後方に 恵那山のシルエットが確認できる。
そして、恵那山の手前から尾根が持ち上がり、中央アルプスの主脈が始まっている。

写真では、恵那山の右下方の山が本高森山で、 さらに右に大島山、烏帽子ヶ岳、 安平路山と徐々に高度を上げていき (稜線が続いている訳ではない)、南越百山、越百山、そして仙涯嶺 (写真 右端) へと至っている。

こちらの写真は中央アルプス全体。
何遍もいうようだが、こちらから見ると、 木曽駒ヶ岳が 一番高い山であることがよく分かる。

また、中央アルプスの手前に見える、中腹にスキー場がある山は 入笠山である。
山頂はスキー場の左後方のピーク。

そしてこちらは 御嶽
すぐ目の前の山は先日登った 峰の松目である。
御嶽の手前、峰の松目の左後方に見える山は守屋山。
そして、先にも述べたように 御嶽の左に見えている山は 経ヶ岳である。

出発する前に後方を振り返る。
目の前の高みが赤岩ノ頭であるが、ここから見ても先程 赤岳鉱泉手前で見た南側斜面の状況は想像がつかない。

赤岩ノ頭の左後方には南アルプスの山々が見え、右後方には中央アルプスが見えている。
阿弥陀岳も迫力ある姿を見せている。
素晴らしい光景、雲一つ無い天気に感謝である。

素晴らしい景色を楽しみながら岩陰にて食事をとった後、 11時43分に出発する。

ここまでアイゼンは不要であり、ここの登りもアイゼンを必要としない道が続いていたが、 硫黄岳から下りてきた方がアイゼンを装着していたのを見て、 この先何が待ち受けているか分からないと思い 10本爪アイゼンを装着することにする。
久々のアイゼン装着に手間取り、5分程時間を使ってしまったが、こういうことも案外楽しいものである。
しかし、結論を言うと、ここから先もアイゼン無しで通せるような状況であった。凍結箇所は全く無く、結局この日全体を通して凍結していたのは、 林道と赤岳鉱泉間の数ヶ所だけであった。

途中、左手に先日登った 天狗岳が見えてくる。
その手前には根石岳 (東天狗の懐に入ってしまって少々分かりにくい)、 箕冠山 (みかぶりやま) も見えている。

また、目を凝らすと、東天狗と西天狗を結ぶ稜線の後方に、 妙高山火打山高妻山雨飾山といった山々が確認できる。

少し霞み気味ではあるものの、本日は実に素晴らしい展望を得られ、 ここまで苦しかったけれど、報われたという感じである。



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