1.アンケート調査による人気作品ランキング
2.アンケート結果の感想 by Kiyo
 
 
1.アンケート調査1)による作品の人気ランキング               あなたはどの絵が好みですか?     
ランキング       作 品 名       (題名をクリックすると絵がでます)  得 点2)  人 数3)
1. の光 39 15
20. 男三瓶山 24 11
17. 朝のひととき 22 12
3. 生きる 22 11
6.陽春 19 8
13. 三瓶 西の原 17 11
2. 里山五月晴 16 9
7 19. 三瓶山を望 16 9
16.コスモス咲 く 13 8
10 4. 農作業 12 6
11 8. 農家の庭先にて 10 5
12 10. 5 2
13 5. 夏近し 3 2
13 11. 桜花らんまん 3 2
15 7. 新緑える 3 1
15 15. 蒜山秋 3 1
15 18. 新緑棚田放牧 3 1
18 9.あか牛休息 2 1
19 12. 朝もやの休息 1 1
20 14. 阿蘇・ 草千里 0 0
1)10月27日〜12月6日の展示中、41名のお客様のアンケート結果
2)得点はお客様に作品のベスト3を選んで頂き、1位3点、2位2点、3位1点として集計
3)ベスト3の作品の一つとして選んだ人数             冒頭に戻る

 

2.アンケート結果の感想     by Kiyo

  黒毛和牛の牛体は、暗褐色ゆえ、そのままでは画面の中で後退する傾向があります。光学的に光と陰影織りなす牛、発光する牛は、造形的な存在感をもち生を謳歌するかのように美しく見えます。アンケートで、牛体の材質感に言及した感想もいくつかあったことを総合すると、「朝の光」の高い評価は、絵の中に透明な光のイメージやそこにある至福の時間を感じられたのかもしれません。今後も静寂で光が降る早朝や夕暮れを主題にした絵を追求していきたいと考えます。

 ベスト10に入った三瓶山を主題にした3点「男三瓶山」「三瓶山を望む」「三瓶・西の原牧野」は、お客様の、地域の名峰三瓶山に対する思い入れを感じます。特に小品にもかかわらず「三瓶・西の原牧野」が上位にランクにされたのをみてもわかります。だが三瓶山と牛との歴史的結びつきの事実は、すでに二世代ほども経過したためか、お客様の認知度が低いように感じました。

 

  「山に生きる」は画室でみると地味な絵と感じましたが、アンケートでは第4位となり、牛のある行動の一場面を切り取った点で、評価されたように思います。すなわち、アンケートのお客様から「人に興味があって近づいてきている牛の感じが伝わって」とあり、本企画展のテーマ「牛との対話」によくマッチした絵と自己評価しています。                            

    「行く秋」「桜花らんまん」「あか牛休息」は100号の大作ですが、10位以下と振るいませんでした。大作なので小さい絵に比べモチーフは精選しているつもりですが、壁面制限のため四つ切り写真での展示がその原因と推察します。今回原画で展示できなかったことは残念に思います。

  以上、感想を記しましたが、アンケートを頂いたお客様には、多くの示唆と励み、今後の絵の道への指針を頂戴致しました。心よりお礼申し上げます。                                      

            戻る                       冒頭に戻る