作品18.「新緑の棚田放牧」Terraced field grazing in spring green  F30号

「Kiyoのことば」 近年、離農や、過疎化が進み、中山間の棚田などの耕作放棄地や遊休農林地が増えて荒れ地となり、景観の悪化、害虫の発生、イノシシの住みかとなるなどの問題がでている。▼そこでこうした土地を太陽電池による電気牧柵で囲い、簡易にかつ機動的に牛を放牧する試みが行われている1)。これまでの固定的な放牧方式とは異なる日本型放牧が推進されている。 取材地:島根県大田市

1) 2003年度のわが国の放牧面積13万3600haのうち、耕作放棄地などで電気牧柵を利用した簡易放牧は643haであり、増加傾向にある。

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