作品19.三瓶山を望む」 A distant view of Mt. Sanbe F10

「Kiyoのことば」  三瓶山を晴れた日に遠望すると、どっしりとした安定感のある穏やかな山容を見せてくれる。だがこの山は特筆すべき歴史を持つ山である。長い間、牛の生活史が積み重なり、刻まれてきた山である。その間、牛は諸生物相の頂点に立ち、他の植物や動物に影響を与え、その風景美が国立公園指定へと導いた。一時その生活史が切断され、単なる過去の事実として忘れ去られようとした時、その歴史を深く考える人々により、再び川の流れのように引き継がれている。

 <参考写真>

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