Poetry - Lovers

Lovers - No.100

抱きしめたい


寒い風の大通り
僕には厳しく冷たくて 騒音だらけのこの街を
  歩道橋から眺めてる
白い息はずませて 今君の所まで駆け出してもいいかい?
周りに負けないようなロマンスで迎えに行くよ

僕がいて  君がいて
そして共にあたたかいコーヒーを飲んで
まだそれでもいいから
そんな関係でもいいから
ただいっしょにいることで
こんなにも今君を「抱きしめたい」

距離が近づけば近づくほど
理想を超え高鳴る期待は きっと僕を情けなくさせるから
友達以上の気持ちは 君にあるのかい?
心の中でずっと そう 問いかけてるよ

僕からは 君からは 言い出せないんだね
もう一歩踏み出ることが
この一瞬が このときめきが
君がまぶたを閉じる度 強くなる
ただいっしょにいることで
こんなにも 今君を「抱きしめたい」

伝えたい事が上手く言えなくて
優柔不断な僕だけど
大切にする気持ちは1番だから
どうかここにきてほしい

僕がいて 君がいて
そして共にあたたかいコーヒーを飲んで まだそれでもいいから そんな関係でもいいから ただいっしょにいることで こんなにも 今君を抱きしめたい


Written by 愛梨
- 2002.08.23 -


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