小さな岩が積み重なった斜面を登る。 岩の重なりを崩さないように慎重に登っていくと、すぐに足下の岩は大きくなってくる。 また、岩の隙間を草や灌木の緑が埋めており、これがなかなか良い雰囲気を醸し出している。 その中にイワカガミも見ることができる。 やがて岩が少なくなって土の露出が多くなってくると、傾斜も緩み始め、
灌木の間を進めば右手上方に頂上が見えてくる。 | |
その岩の上を伝って行けば、すぐに多くの人々が憩う烏帽子岳頂上である。到着時刻は 11時12分。 頂上には標柱が立っている他、その足下に三角点の盤石のようなものが置かれているが、 三角点は置かれていない。 |
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さて、ここからの展望であるが、北東に角間山がよく見え、その左後方にある 四阿山と根子岳も (写真) 今はスッカリ雲がとれてそれぞれの頂上がハッキリと確認できる。 残念ながら北アルプスはほぼ雲に覆われてしまっており、今朝ほどの角間山からの展望が素晴らしかっただけに、 今更カメラを向ける気になれない。 北アルプスの手前、ここから距離が近い山々は、それなりに見えてはいるものの全く知らない山域のため同定が難しい。 | |
こちらは角間山。 しかし、こう見ると、角間山の西側に見えるピークも頂上部分がササ原になっているようで気持ち良さそうである。 |
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南西にある
美ヶ原、
霧ヶ峰は見えるものの、
中央アルプスは全く見ることができない。 写真は 蓼科山方面 (中央)。 混み合う頂上では休憩する気になれず、11時19分に頂上を後にして往路を戻る。 | |
順調に下り、小烏帽子岳には 11時31分に戻り着く。 休憩中、北西方向を見ると、 高妻山は雲に隠れ気味であるものの、その左に 戸隠山、 本院岳、西岳と続くギザギザした稜線がシルエット状に見えたのであった (写真)。 写真 右に見えている頂上部分が雲に隠れている山が 高妻山で、
その左に下る稜線が鞍部に至る手前のピークが戸隠山。 |
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