角間山、湯ノ丸山、烏帽子岳 ( 角間山:1,981.2m、湯ノ丸山:2,101m、烏帽子岳:2,066m ) 2019.6.18 登山



【PHOTO & 記録 角間山、湯ノ丸山、烏帽子岳 9】

やがて足下には土の部分が増えてくるものの、石もまだ多く、急斜面が続くため、 スピードを制御する際に左膝が痛む。

周囲は灌木帯から徐々に樹林帯へと変わっていく。
見上げれば烏帽子岳がその名の通り 『 折烏帽子 』 のような形を見せており、 こちらがドンドン標高を下げていく中、その高さに圧倒される。

傾斜は徐々に緩み、周囲にダケカンバが目立つようになると、やがて樹林を抜け出して小さな広場に飛び出す。

ここは湯ノ丸山と烏帽子岳との鞍部であり、 手元の地図にはその名がないものの 『 小梨平 』 という名がついているらしい。
時刻は 10時20分。

ここには休憩用の加工された石がいくつも置かれており、また湯ノ丸山を巻いて地蔵峠へと下る道の分岐点にもなっている。

ここから湯ノ丸山を振り返れば、稜線が大きな弧を描いており、 一方、烏帽子岳を見上げれば、やや鈍角な三角形が天に向かって突き上がっている (写真)

1分ほど周囲を観察した後、先へと進む。

なお、ここは小梨平の名があるように、周囲には満開状態のズミ (別名 コナシ = 小梨) が見られる。

満開のズミの下を通り、暫く平らな道を進む。

右手には 四阿山方面が見えるが、 根子岳は雲がとれて再びその頂上を見せているものの、四阿山頂上は相変わらず雲の中である。

写真は、小梨平から少し烏帽子岳方面へと進んだ後、湯ノ丸山を振り返ったところ。
その名の通り、丸く饅頭のような形をしている。

真っ白なズミの花と、白い中にやや赤みを帯びたサラサドウダンの花が咲く中を進んでいくと、 徐々に傾斜が出始め、やがて斜面をジグザグに登っていく。

高度を上げるに連れて展望も広がり、根子岳の左斜面後方には斑尾山が見えるようになる。

傾斜は少しずつ増してくるが、かといって急登という程ではないために足が進む。

周囲はササ原、そして灌木帯が続く。
ズミやレンゲツツジも疎らに見られる他、この辺では濃いピンクが鮮やかなムラサキヤシオツツジも見ることができる。


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