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やがて、紅白のポールに沿って進むようになり、小さな樹林帯を抜けた後、
少し下って崖の縁まで進めば、石像、石碑が並んでいる王ヶ鼻であった。時刻は 12時27分。
少し霞み気味ではあるが、ここからの展望は素晴らしい。特に、王ヶ頭では鉄塔などが邪魔をしていた北アルプスを、
ここからは遮るもの無く眺めることができる。
ただ、白馬三山方面は最早 白くボーッとした感じである。
また、北アルプス以外では、
八ヶ岳がある程度ハッキリ見えるものの、
南アルプス、中央アルプス、
御嶽は最早 山の形を確認しづらい。 |
ここまで休憩無しだったので、石像横の岩場にザックを置いて休憩しようとしたところ、
岩の先で何かが動いた。
一瞬ドキッとしたが、よく見るとカモシカで、先方もビックリしたらしく、慌てて崖を駆け下りていったのだった。
また、今朝方、下方からこの王ヶ鼻が見えたように、
ここからは 三城いこいの広場方面がよく見える。
無論、周囲は真っ白な雪の原であるが、赤い屋根のレストランが確認でき、また、その前を走る よもぎこば林道が、
雪の原を割るようにして黒い筋をつけているのが見えている。 |
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さて、北アルプス方面であるが、
乗鞍岳、
霞沢岳と続いた後、
その右に穂高連峰が続いている。
写真 中央が奥穂高岳。その左に前穂高岳、そして明神岳が続く。
奥穂高岳の右には涸沢岳、北穂高岳が続き、大キレットを挟んで南岳へと続いている。 |
こちらは、大キレットよりも右側の部分。
南岳の右には中岳、大喰岳が続き、さらに
槍ヶ岳がその右に存在感を示している。
先にも述べたように、槍ヶ岳の右には前常念岳を手前に従えた
常念岳が三角形を見せている。
そして、さらに右に北鎌独標、横通岳、東天井岳が続く。 |
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こちらは、東天井岳の右側で、写真 左端が大天井岳。
そして、大天井岳からは、大天井岳自身から右に延びる稜線と、その後方にある所謂 裏銀座の山々が重なり合っている。
大天井岳から右に延びる稜線は、写真では全く以て分かりにくいが、一旦 少し落ち込んだ後、
再び盛り上がって燕岳
(写真 右から 1/4程の所) へと続いている。
燕岳の右下方には 黒い富士型の山が見えているが (写真 右端)、有明山である。
一方、裏銀座の山々は、大天井岳の斜面右下後方に
鷲羽岳が少し見えており、
さらには写真 左から 1/3程の所に
黒岳 (水晶岳) が見えている。 |
こちらは燕岳のさらに右側。
写真 左 下方に富士型をしている黒い有明山が見えており、その右 後方上部に見える黒い三角の山が東餓鬼岳である。
東餓鬼岳の後方に連なる稜線に関しては、東餓鬼岳の左後方に見える山が三ツ岳。そして、東餓鬼岳の右後方には、
ケンズリ、そして餓鬼岳
(左から 1/3程の所になる三角形の山) が続いている。餓鬼岳の右後方には唐沢岳、不動岳が見えている。
そして、さらに右に真っ白な獅子岳、鬼岳 (写真 右端) が続いている。 |
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