美ヶ原 ( 王ヶ頭:2,034.4m ) 2015.3.18 登山



【PHOTO & 記録 美ヶ原 3】

途中振り向けば、南アルプスの 間ノ岳仙丈ヶ岳が見える。
目を凝らすと、仙丈ヶ岳の右後方にも白い山が続いている。 荒川東岳 (悪沢岳)赤石岳聖岳である。
最近登った 雲取山大菩薩嶺節刀ヶ岳から見た順番とは逆になので、 少々面食らってしまう。

そして、南アルプスの山々の左手には、すぐ目の前の茶臼山が大きい。
しかし、茶臼山の後方に青空は無く、南アルプスも周囲の色に隠れ気味である。
また、前方の岩場を見上げても、その後方は薄い雲に覆われている。大変残念である。

この斜面の登りでは、さらに足を踏み抜くことが多くなる。喘ぎながら斜面を登る。

やがて、『 塩くれ場 (近道) 急坂 』『 塩くれ場 0.8km 』 と書かれた標識の所に到着。 時刻は 10時10分。
但し、雪の上の道は急坂の方にしかつけられていないため、ここは急斜面を直登するしかない。
滑りやすくなった急斜面に苦労しながら登り続ける。

何回も雪の斜面に足を取られながら何とか登り続け、10時20分に下降点に到着。 しかし、ここからはまだ 美ヶ原の台地は見えない。
しかも、これからスノーシューの楽しみが待っているにも拘わらず、もうこの時点でかなりの疲労である。
雪を何回も踏み抜いたことがその原因で、ここはやはり素直に、最初からスノーシューで登るべきであった。
岩場にて暫し休憩。周囲の景色を楽しむ。

南東の方向には、今まで見えなかった 八ヶ岳が見えるようになっている。
左の蓼科山から始まり、 右に中山、東天狗岳、西天狗岳、 硫黄岳、横岳、赤岳阿弥陀岳権現岳までを見ることができる。

八ヶ岳の右には目の前の茶臼山。
そして、その茶臼山の右奥には、南アルプスの山々が見えている。
その南アルプスであるが、先程まで見えなかった 北岳が、 間ノ岳の左側に加わっている。
また、先程も述べた様に、 仙丈ヶ岳の右後方には 荒川東岳 (悪沢岳)赤石岳聖岳が続くが、 本当にうっすらという状態で、目を凝らさねばよく見えない。

南アルプスの右には中央アルプスが並び、その右手前には鉢伏山、前鉢伏山が大きい。
そして、中央アルプスの右には 御嶽が見え、 その右には間に鉢盛山を挟んで、 乗鞍岳が見えている。

しかし、空の色はライトスチールブルーへと変わってしまっており、 山々もその色に紛れ気味である。それでも周囲の山々が見えているだけでもありがたい。

写真は 中央アルプス方面。手前に見える山は鉢伏山 (一番高い所) で、 その右が前鉢伏山。

御嶽も今は白く滲んだようになっており、 乗鞍岳 (写真) も その白い頂がボーッと空に浮かび上がっている感じである。

写真では、 美ヶ原の斜面後方、 一番右に見えている山が十石山
そして、十石山の左から乗鞍岳を形成する山々が続く。 十石山のすぐ左後方の山が四ツ岳。四ツ岳の左斜面後方に小さく見えている突起が、烏帽子岳で、さらに左に大丹生岳が続く。
大丹生岳から少し間を空けた左に、先程述べたように大黒岳、富士見岳、摩利支天岳が続き、また少し間を空けて、朝日岳、剣ヶ峰、大日岳が続いている。
そして、大日岳の斜面左下の山は高天ヶ原となる。



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