大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2015.2.3 登山


【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 1】

1月20日に 雲取山に登った後、 次の山行を考えていたところ、30日にかなりの雪が降ったため、またまた登山口へのアプローチが難しくなる状況が生じてしまった。
そのため、各登山口周辺の道路状況が分かるまでジッとしていたのだが、どうやら 大菩薩嶺付近は問題ないことが分かり、 さらには、同じ週の 2月6日に またまた雪が降るという予報が出ているので、それならばと、天気の良さそうな 2月3日(火)に 大菩薩嶺を目指すことにした。
このところ、乾徳山黒金山 (敗退)雲取山と、奥秩父の山が続いているが、やはり、降雪期のアプローチを考えると、 どうしても奥秩父の山頼みになるのは致し方ないところである。

5時に自宅を出発する。コンビニで食料・水を購入した後、いつも通り、 横浜ICから東名高速道の下り線に入る。
海老名JCTにて圏央道へと進み、八王子JCTからは中央道に入る。勝沼ICで高速道を下りた後、国道20号線を大月方面へと戻り、 柏尾の信号で左折して県道38号線 (途中から県道34号線に変わる) に入って、等々力の交差点を目指す。
ナビ任せだと、柏尾を左折してすぐの所で 東山広域農道 (通称 フルーツライン) に入り、その後、 県道201号線 (国道411号線と平行している) を走らされてしまうような気がしたので、 ここはナビに頼らずに自分の判断で進む。
フルーツライン・県道201号線が悪いという訳ではないのだが、途中、狭いところも有り、路面凍結も心配なため、 通行量が多いと思われる国道411号線経由にて大菩薩嶺の登山口である裂石に向かうことにしたものである。

等々力の交差点を右折して国道411号線を北上する。
途中、件 (くだん) のフルーツラインを横切り (先程のフルーツラインの続き。 乾徳山黒金山に行く時は、 ここを左折。)、 真っ直ぐ裂石を目指す。
やがて、大菩薩峠や雲峰寺を示す標識が見えてくるので、そこを右折。暫く進んで、雲峰寺の駐車場に車を駐める。時刻は 6時49分。
さらに先へと進めば、上日川峠まで続いているこの道が冬期通行止めとなるゲート手前に、裂石 (大菩薩峠登山口) 駐車場があるのだが、 道路状況が分からなかったので、いつも通りこの駐車場に駐めた次第である。


トイレを済ませ、身支度を調えて、6時56分に駐車場を出発する。

車道を少し登って振り返れば、徐々にピンク色に染まりつつある 荒川東岳 (悪沢岳)赤石岳聖岳が見えている (写真において、3つ並んでいる山の一番右が荒川東岳
また、赤石岳聖岳の間にも三角形の白い山が少し顔を出しているが、 兎岳かもしれない。

前を向けば、高圧送電線の向こうに 大菩薩嶺が見えている。
本日は快晴である。

車道を暫く登っていくと、 やがて前段で述べた冬期通行止めのゲートが現れる。時刻は 7時9分。裂石駐車場はそのゲート手前を左に曲がったところにある。

ここまでの道は凍結もなかったのだが、この駐車場入口の所は完全にアイスバーン状態。 歩くのにも苦労する。
ここで 1名の登山者と出会う。この方の車もノーマルタイヤであったが、四駆なので駐車できたとのこと。
小生の車も四駆なので駐車できた可能性が高いが、これは結果論。急ぐ旅ではないので、 10数分得をしてもあまり影響はない。

いつもはこのまま林道を進み、千石茶屋の脇から登山口へと進んで、上日川峠を目指すのであるが、このルートは既に 5、6回登っているので、 さすがにマンネリの感は否めず、今回は駐車場を突っ切って丸川峠を目指すルートを取ることにする。
こちらは、3年前に黒川鶏冠山に登った際に使った以外、 大菩薩嶺登山では下りに使っているルートである。

駐車場を通り抜けると、足下に雪が現れるようになる。 うっすらと積もっている程度だが、先般の土日に多くの登山者に踏まれたためであろう、結構 凍結しているので注意が必要である。

みそぎ沢沿いの道を進んでいくと、やがて尾根への取り付き口に到着 (写真)。 時刻は 7時24分。

この取り付き口から本格的な登りが始まるが、 足下に雪はほとんど見られない。

道は暫く急登が続いたかと思うと、緩やかな勾配の道になるというパターンが繰り返される。
足下には落ち葉、そして時々雪が現れるが、雪の量は少なく、歩行には全く問題ない。

高度を上げて、右側後方を振り返れば、谷を挟んだ尾根のさらに後方に、ピラミッド型をした、なかなか立派な山が見えている。
名のある山かと思い、帰宅後調べたところ、どうやら大菩薩湖の西側にある名も無き 1,637m峰のようである (大菩薩湖北側の砥山の南西)

やがて、右斜め前方の稜線から朝日が顔を出す。時刻は 7時49分。
朝日が周囲を照らし、登山道が明るくなる。

また、ピラミッド型の山のさらに右には、 富士山が少し顔を出し始める。
しかし、真っ白な山頂部分のため、後方の空の色に紛れ気味である。

高度を上げるに連れて展望が開けてくる。
左手 (北西方向) には、 国師ヶ岳・北奥千丈岳から南へと下る尾根と、 その尾根の後方に金峰山がチラリと白い頂上部分を見せ始める。
しかし、木の枝が邪魔でスッキリと見通すことができず、イライラが募る。

さらには、 白根三山の姿も樹林越しに見ることができるようになる。
枝が邪魔をする中、何とか見通せる場所を探しながら進むが、この写真が精一杯 (写真 右から 北岳間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳)

足下には雪が目立ち始めるが、それ程の量はない。
しかし、日陰の急斜面では、溝状になった登山道にツルツルに凍った雪が固まっていることがあり、 登るのに苦労する。



大菩薩嶺 登山データ

上記登山のデータ登山日:2015.2.3 天候:快晴単独行日帰り
登山路:雲峰寺駐車場−大菩薩峠登山口駐車場−丸川峠−大菩薩嶺−雷岩−神部岩− 賽ノ河原−親不知ノ頭−大菩薩峠−福ちゃん荘−上日川峠−大菩薩峠登山口場駐車場−雲峰寺駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT−(中央道自動車)−勝沼IC− (国道20号線)−柏尾−(県道38号線・県道34号線)−等々力−(国道411号線)−裂石−雲峰寺駐車場 (車にて)
交通復路:雲峰寺駐車場−裂石−(国道411号線)−等々力−柏尾−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線) −三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)− 塚場−(県道63号線)− 葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口 −(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)− 中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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