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この勝縁荘からは車道歩きとなる。
雪の上につけられた轍の跡を辿る。
やがて、その名の通り
富士山を見ることができる富士見山荘前に到着。
時刻は 12時46分。
無人の富士見山荘前に入り込んで、富士山の写真を数枚撮る。 |
さらに車道を下る。
左手には
小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面が見えている。 | |
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福ちゃん荘前には 12時52分に到着。
ここからは、先程下ってきた
大菩薩嶺の稜線がよく見える。
また、ここは雷岩へと続く、唐松尾根のルートの分岐点でもある。
福ちゃん荘から上日川峠へは、山道と車道に分かれることになるが、
ここは足場の良さそうな車道の方を下る。
記憶よりもかなり長く感じられた車道歩きが漸く終わり、13時9分に上日川峠に到着する。 |
トイレを拝借した後、
駐車場の縁まで進んで南アルプスを眺める。
ここからは白根三山、
鳳凰三山を見ることができるが、この時間ではやや霞み気味である。
また、この駐車場からは木賊山、破風山方面も見え、木賊山の左後方に
甲武信ヶ岳が少しだけ頂上部分を見せている。
先にも述べたように、木賊山の頂上右後方には三宝山が少し顔を出し、その右下方には武信白岩山と思しき山が見えている。
写真 右端の山は西破風山、東破風山。
13時15分に下山開始。
ロッジ長兵衛の前を通り、すぐに車道と分かれて斜面を下る。 | |
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暫く雪道が続くが、途中で雪は全くなくなり、日当たりの良い落ち葉の道へと変わる。そのため軽アイゼンを外す。
やがて、登山道崩落のための迂回路となり、一旦 雪の車道に出て、その後 再び登山道に入ることになる。
ところが、この車道を経て正規の登山道へと下る所から、その先ずっと雪の道が続くようになる。
しかも、所々凍っている箇所があり、足下への配慮がかなり必要となって、途端にスピードが遅くなる。
場所によっては完全にアイスバーンになっているところもあって、苦労することになる。
その凍結場所のすぐ後で、チェーンスパイクを装着した方に抜かれたが、
これを見て、着脱、携帯に便利なチェーンスパイク購入を決める。 |
雪道を慎重に下る。第二展望台を 13時47分に通過。
この後に第一展望台があるはずと思いながら下っていったのだが、いつの間にか登山口に着いてしまった。時刻は 14時10分。
足下にばかりに気を取られていたので、第一展望台は見落としてしまったようだ。尤も、今の時間では南アルプスの展望を得ることは難しかろう。
雪の道を慎重に下り、千石茶屋前には 14時14分に到着。
橋を渡り、車道に入るが、すぐに登山道が待っている。
雪が少々残る道幅の広い道を下る。ここは昔 旅人が大菩薩峠 (旧大菩薩峠は今の場所より上方、
賽ノ河原付近にあったらしい) を越えて武蔵国へと至る際に通ったのではないか という雰囲気の道である。
14時21分、車道に再び合流する。そこから少し下ると、冬期通行止めのゲートであった。
時刻は 14時23分。 | |
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ゲート右手の駐車場には数台の車が駐まっている。
本日 山中で出会ったのは 9名程。先日の雲取山と同様、
平日でも人が多いと感心する。
車道を下り、雲峰寺前の駐車場には 14時34分に戻り着く。
途中、振り返れば、高圧送電線の向こうに大菩薩嶺が良く見える。
本日は天候に恵まれ、展望も素晴らしく、楽しい山行であった。
大菩薩嶺は、雲取山と比べ、
登山口から短い時間で稜線に出ることができるなど 全体的にコンパクトである一方で、
展望は抜群であり、大変魅力的な山である。今回 改めてそのことを認識したのであった。 |