雲取山 ( 雲取山:2,017.1m ) 2015.1.20 登山


【PHOTO & 記録 雲取山7−1】

1月8日に奥秩父の 黒金山を目指したものの、 時間切れで頂上まで達することができず、残念な結果に終わってしまったのだったが、一方で、雪の山をかなり楽しむことができ、 意外と充実感を得ることができたのであった。
とは言え、この登山が 2015年の登り初めということを考えると、頂上を踏めずに 『 敗退 』 という結果は、 あまり気持ちの良いものではない。従って、早く何処かの頂上に立ちたいところであるが、不覚にも、その後 風邪を引いてしまい、 ズルズルと時間が経ってしまった次第である。

しかし、漸く風邪も治ったので、天気の良さそうな この 1月20日(火)、 山に出かけることにした。行き先は雲取山
関東地方が快晴の予報だったことに加え、風邪が治ったとは言うもののまだ体調不十分であることから、あまり無理はできないと考え、 それ程 雪が積もっていないと思われる雲取山を選んだのである。

雲取山には、奥多摩湖手前の水根から登り、 鷹ノ巣山、七ツ石山を経由してその頂上に至り、 その後、鴨沢へと下るという行程をこのところ 3回ほど続けていたのであるが、寄る年波、最近の運動不足、 さらには風邪引きの後ではとても無理と考え、今回は鴨沢からのピストンとする。
その鴨沢だが、当初は車で行くつもりであったのだが、15日に降った雪がまだ残っているらしく、早朝では路面凍結の恐れもあると考え、 奥多摩駅からのバスを利用することにする。
但し、電車を乗り継いでいてはバスの時間に間に合わないため、奥多摩駅までは車で行かざるをえない。
平日のため、奥多摩駅発の鴨沢方面へのバスは 5時38分発。近頃 5時前後に自宅を出ることに慣れてしまった身にとって、 このバスに乗るのは厳しく、その次の 6時40分発 留浦 (とずら:鴨沢の 2つ手前) 行きに乗ることにする。

横浜の自宅を 4時45分に出発。コンビニに寄った後、 横浜ICから東名高速道に入り、圏央道 日の出ICを目指す。
ナビ任せにしていたところ、日の出ICからは梅ヶ谷峠を越えて吉野街道に入った後、国道411号線へと入るルートを進むことになる。 確かに一番効率的なルートなのだろうが、路面凍結を恐れていた小生の気持ちが反映されずに、選りに選って、 狭く、そして路面凍結しやすい道を通らされたので、少々緊張しながらの運転であった。
奥多摩駅ソバのタイムズ奥多摩町役場駐車場には 6時28分に到着。この時期、町営氷川駐車場が無料のようであるが、少し遠く、 また駐車場の状況も不明なため、役場横にある有料駐車場を利用したのである (1日 平日 上限 800円)

身支度を調え、6時40分発のバスに乗り込む。バスの乗客は小生以外に 2名おり、 うち 1名は登山者であった。
バスが奥多摩駅入口の交差点を右折して国道411号線に入ると、途端に周囲の状況が一変する。道路上に雪はないものの、 道路周辺は雪に覆われていて、真っ白なのである。今回のアプローチの仕方は正解であった と自分の判断を喜ぶ。


留浦には定刻の 7時15分に到着。
実際には、水根の駐車場、そしてこの留浦の駐車場にも雪は無く、また国道411号線に凍結箇所はなかったので、 車でここまでやって来ても問題ない状況であったのだが、それは結果論である。

留浦からは車道を歩いて鴨沢へと進む。
鴨沢バス停には 7時24分に到着。バス待合所の横にあるトイレを借用した後、階段を昇って上の道へと向かう。

写真は 鴨沢バス停 (奥多摩駅方面行)。 待合所右側の階段を昇る。

その階段を昇ったところに交番があり、 そこに登山届のボックスが設置されていたので、持参した登山届を投函する。
と、ここでふと気が付いた。ここは山梨県であるにも拘わらず、小生の登山届の宛名は東京都の青梅警察署長にしてしまっていたのだった。 雲取山 = 奥多摩 との発想から、 良く考えずに記入してしまったのだが、大変失礼した。

右へと進んで行くと、すぐに案内標識が現れるので、それに従って、 左斜め後方へと昇っていくコンクリート道に入る。
この登りが結構 急で、すぐに息が上がる。
風邪を引いた後のため、やはり、本日 体調はあまり良くないようである。

民家の下を進んで行くと、やがて道路の左脇に 雲取山への案内標示板が現れるので、 そこから左に分かれる道に入る。
すぐにコンクリート道は土の道へと変わり、杉の植林帯を登ることになる。

途中、樹林が切れ、下方に国道411号線が見えるとともに、 山間 (やまあい) に なかなか形の良い山が見えたが、 鶏冠山 (黒川山) かもしれない。
登り着いた所が丹波山村村営駐車場のある小袖乗越。駐車場は、圧雪にほぼ覆われていて、そこに 2台の車が駐まっている。

駐車場から少し車道を進むと、すぐに雲取山の登山口となり、 法面に斜めに付けられた道を登って山へと入っていく。時刻は 7時58分。

道は右下へと下る斜面を横切って進んで行く。
杉の植林帯、自然林が交互に現れる。傾斜は緩やかで、体調があまり良くない小生でも、息を切らさずに登っていくことができる。
但し、足下には所々に凍結した雪が残っており、滑らないように足の置き場に神経を使う。

途中、杉の倒木が道を塞ぐ。
身体の硬い身にとっては、この倒木を越えるのに少々苦労する。

凍結した道が長く続いたかと思うと、全く雪の無い道が長く続く、といったことが繰り返される。

祠や廃屋、石垣の跡、そして水場への案内 などを過ぎていくと、やがて、 『 標高 1,150m、雲取山まで 約2時間45分、ブナ坂まで 約1時間半 等々 』 と書かれた標示板が現れる。 時刻は 9時7分。
この記述に従えば、山頂到着は 12時ということになるが、山頂近くは雪道のはずであるし、自身の体調も今一つの状態なので、 目標を 12時半と定める。

展望がなかった道も、 やがて右手前方に鷹ノ巣山らしき峰が見えてくる。
この頃になると、無性に腹が空くようになり、足に力が入らなくなる。
確かに朝食を食べたのは 3時間半ほど前ではあるものの、いつもならもう少し我慢できるはずであるが、この日は本当に空腹感が募ったため、 登山道途中の、岩がいくつか並んだ場所にて休憩することにする。

その直前、バスで一緒だった若者に追い抜かれる。時刻は 9時17分。

10分程休憩した後、出発。空腹が満たされたお陰で、少し足が進むようになるが、 やはり身体が重い。
この休憩場所を過ぎると、今まで断続的に現れていた雪が、ほぼ途切れることなく続くようになる。 堂所を 9時39分に通過。



雲取山 登山データ

上記登山のデータ登山日:2015.1.20 天候:快晴単独行日帰り
登山路:留浦バス停−鴨沢バス停−小袖乗越(丹波山村村営駐車場)−登山道入口− −堂所−マムシ岩−ブナ坂−雲取奥多摩小屋−小雲取山−雲取山避難小屋−雲取山−雲取山避難小屋−小雲取山−ヨモギノ頭−雲取奥多摩小屋− ブナ坂−七ツ石山−七ツ石小屋−マムシ岩−堂所−登山道入口−小袖乗越(丹波山村村営駐車場)−鴨沢バス停
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−日の出IC−(都道184号線)− かやくぼ−(都道31号線)−坂本−(都道251号線−梅ヶ谷峠−都道238号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道45号線)−古里駅前−(国道411号線)− 奥多摩駅入口−タイムズ奥多摩町役場駐車場 (車にて)、奥多摩駅−(バス)−留浦バス停
交通復路:鴨沢バス停−(バス)−奥多摩駅 、タイムズ奥多摩町役場駐車場−奥多摩駅入口−(国道411号線)− 古里駅前−(都道45号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道238号線−梅ヶ谷峠−都道251号線)−坂本−(都道31号線)−かやくぼ−(都道184号線)− 日の出IC −(都道184号線)−瀬戸岡−(国道411号線)−東京サマーランド前−(都道169号線)−善太郎坂下−(都道166号線)− 谷野街道入口東−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−八王子JCT−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口 −(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

 ※ : 日の出IC − 八王子JCT 間が工事通行止めのため、仕方なく 八王子ICに向かう。

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