雲取山 ( 雲取山:2,017.1m ) 2014.1.20 登山


【PHOTO & 記録 雲取山7−3】

先程 1,150mの場所にあった標識に従えば、ブナ坂には 10時50分位に着いていなければならないはずであり (休憩 10分を含む)、 これではかなり遅いペースである。この調子では 12時半に頂上に到着するのは無理なので、目標到着時間を 13時に修正する。

ブナ坂からは道を左にとって、『 石尾根 』 を進むことになる。
少し登ると展望がグッと開け、 富士山を左手に見ての気持ちの良い稜線歩きとなる。 南アルプスも良く見え、鳳凰三山から 聖岳までの山々を一望することができるようになる。

写真は、 飛竜山方面。 右から、三ツ山 (恐らく、右から 2番目の高み)、そして大きな飛竜山 (中央 左の大きな山)、前飛竜と続いている。

ここの石尾根は、 そのイメージと違って、結構 登りが続く。
疲れてきた身体には、この登りが応える。

前を向けば、ここの尾根では有名な 『 ダンシングツリー 』 が見える。
その腰をくねらせているような風情に、思わず ニヤリとしてしまう。

こちらは、大菩薩嶺方面。
写真 真ん中 右寄りの一番高い山が大菩薩嶺。先日、 乾徳山黒金山 (途中敗退) から見た形とは全く異なるので やや戸惑う。
尤も、小生はこちらの形に慣れているのだが・・・。

大菩薩嶺から左に下る斜面は、 途中で一旦小さく盛り上がっているが、恐らくそこは妙見ノ頭であろう。
妙見ノ頭からさらに左へと下る斜面が下り着いた所が大菩薩峠で、大菩薩峠から稜線は再び盛り上がって熊沢山へと至っている。
そして、熊沢山から左へと下った尾根が鞍部を経て少し盛り上がった所に石丸峠があり、その左の高みは天狗棚ノ頭であろう。
さらにその左にある高みは、小金沢山 (写真 左から 1/4程の高み)

展望の良い、気持ちの良い尾根であるが、 少々体調の悪い身にとっては、この尾根の登りが結構キツい。
身体は水分を欲しており、休憩したいところであるが、この先に雲取奥多摩小屋があるので、そこまで頑張ろうと、 何とか登って行く。

先に述べたように、 富士山が絶えず見えているのが、 この尾根の良い所である。
先程は、富士山の右斜面 下方に見えた 雁ヶ腹摺山が、 今は富士山の左斜面 下方に移りつつあるのが面白い。

また、雁ヶ腹摺山の右斜面が下った所が大峠と思われ、 そうなると、大峠から右に盛り上がっている高みは、黒岳ということになる。
なお、写真では確認が難しいが、雁ヶ腹摺山と黒岳が作り出している V字型の後方に、 三ツ峠山がうっすらと見えている。

やがて、ヘリポートの横を通過。
右手前方を見上げれば、小雲取山 (写真 右)雲取山山頂手前の高み、 そしてそこにある避難小屋が見えている。まだまだ遠い。

11時52分に漸く雲取奥多摩小屋の脇に到着。
尾根上にあるベンチにて休憩し、ノドを潤す。

また、このところ、登山中の食事量はかなり減っており、 持参したお握りやパンを持ち帰ることが多かったのだが、本日はどういう訳か腹が減り、ここで再び食事とする。
吹く風は緩やかながら、汗をかいた身体を冷やそうとするが、日差しが暖かいので、 アウターを羽織れば尾根上にて休憩しても全く問題ない。



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