雲取山 ( 雲取山:2,017.1m ) 2014.1.20 登山


【PHOTO & 記録 雲取山7−2】

尾根上、そして尾根の左右を交互に横切る形で進むようになる。
勾配は緩やかなのでそれ程 負担ではないのだが、とにかく長い。

このところ、この道は下りに使うことが多く、登りに使うのは 26年ぶりである。 26年前は、百名山 四つ目として初トライであり、珍しさの方が先に立って、このダラダラと長い道程を何とも思わなかったのだが、 今は少々苦痛である。

やがて、左手後方、樹林越しに 富士山が見えるようになる。 前回の黒金山に引き続いての 富士山となるが、奥秩父の山々の良い点の一つは、富士山を眺めることができることである。 そして 本日の晴天に感謝である。
また、富士山の右手前には、 雁ヶ腹摺山が意外と見事な三角形を見せているのに驚かされる。

やがて、斜面の左側を進むようになる手前に、 岩がゴロゴロした場所が現れる。恐らくここがマムシ岩であろう。
そのマムシ岩の少し先で、七ツ石小屋へと続くと思われる道が右側斜面に現れるが、周辺にはそのことを示す標識がない。
ただ、どう考えても方角的に七ツ石小屋方面への道と思われ、このことが後で役に立つことになる。

新たに作り直された桟橋 (さんきょう) の手前で、 今度は正式な七ツ石小屋への分岐が現れる。時刻は 10時29分。

この辺から道は斜度を増し、斜面の上方へと登っていくようになる。
ブナ坂が近いのかと期待するが、登り着いたら、まだ先に道が続く というパターンが繰り返される。
体調も今一つということもあって、徐々に長い歩きに嫌気が差してくる。

一方で、高度が上がった分、展望が開けるようになり、 樹林越しに南アルプスの山々が見えるようになる。
まずは、北岳 (写真 中央右側)間ノ岳 (写真 中央 左側)農鳥岳 (写真左端。 木の枝に隠れ気味)白根三山が見え、 少し元気をクレる。

少し進むと、 今度は白根三山の右にある、 鳳凰三山仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳も見えてくる。

写真 左端が、鳳凰三山の観音岳。その右に地蔵岳が続く。
地蔵岳の右には、真白き大仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳が続き、仙丈ヶ岳の右斜面下方には アサヨ峰が黒い姿を見せている。
そして、アサヨ峰の右には これまた黒い甲斐駒ヶ岳が見えている。

そして、甲斐駒ヶ岳の手前に見える山は、 乾徳山 (左) と、 先日 途中敗退した黒金山 (敗退記の方は こちら であろう。

そして、白根三山の左側の山々も見えるようになり、 塩見岳荒川東岳 (悪沢岳)赤石岳聖岳も確認できるようになる。
そして、すぐ目の前には 飛竜山 (大洞山)が大きい。

写真は、左が赤石岳。 その右に荒川東岳 (悪沢岳) が続き、 さらに右側、少し間を空けて塩見岳が見えている。
荒川東岳 (悪沢岳)塩見岳 の間に見えている白い山は蝙蝠岳であろうか ?

先程も述べた様に、 斜面を横切って、上方へと登っていくような道が度々現れる。
ブナ坂が近いのかと何度も期待してしまうが、登り着いたら、まだ先に道が続くというパターンが続く。

11時2分、さらにもう一つ 七ツ石小屋への分岐を分けた後、 すっかり雪に覆われた斜面を横切って進んでいくと、登り着いた所は 今度こそ間違いなくブナ坂であった。 時刻は 11時13分。



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