雲取山 ( 雲取山:2,017.1m ) 2014.1.20 登山


【PHOTO & 記録 雲取山7−5】

この頂上からもやはり富士山に目が行くが、 この時間では最早 周囲の色に隠れ気味である。

富士山の左下には、 先程も述べたように、意外と存在感を示している 雁ヶ腹摺山がピラミダルな姿をみせており、 富士山の右下からは黒岳、 小金沢山、熊沢山、 大菩薩嶺と続く山々が連なっている。

大菩薩嶺の右からは南アルプスの連なりが見えるが、 こちらも最早 周囲の白さに紛れてしまい、あまりハッキリと見ることができない。
但し、北岳仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳は その形を確認することができる。

南アルプスの手前には、 飛竜山、 三ツ山が連なり、三ツ山の右後方には 竜喰山 (写真 左端 中央に見える丸い頂上の山) が見えている。

竜喰山の右後方には、 北奥千丈岳、国師ヶ岳が大きく羽を広げており、 その右翼手前には、竜喰山から続く、御殿岩、 唐松尾山 (写真 右側 中央に見える黒い山) が見えている。

唐松尾山 (写真 左端、 木に隠れ気味な黒い山) の右後方には、水師、 甲武信ヶ岳、三宝山、 さらに武信白岩山などの山々が続いている。

写真 中央の山が三宝山。
その左に甲武信ヶ岳、水師が続く。こう見ると、甲武信ヶ岳がかなり小さく見えるのに驚かされる。
三宝山の右には、武信白岩山、大山などの山が続いている。

また、甲武信ヶ岳の手前には 破風山、雁坂嶺が見えており、 そのさらに手前に西仙波、東仙波が見えている (東仙波は 三宝山の真下辺り)

そして、東仙波の少し右には 和名倉山 (白石山) が大きい (写真 中央の大きな山容の山。頂上は 少し右の黒い部分)
和名倉山の左後方に うっすらと山が見えているが、どうやら 御座山のようである。

このように、ある程度 山の名前が分かる西側方面に比べ、 反対側 (東側) の山はほとんど分からない。
辛うじて分かるのが鷹ノ巣山、 そしてその右後方、木々に隠れ気味な大岳山ぐらいである。

暫し展望を楽しんだ後、13時28分に避難小屋の方へと戻り、 腰掛けるのに適した岩場のある山梨県側へと進む。

この岩場からは眼下に広がる石尾根、そしてその先の 鷹ノ巣山、 日陰名栗峰、小雲取山などが見えて気持ちが良い。
小雲取山の右後方には七ツ石山と、先程ブナ坂から辿ってきた石尾根も見えている。また、七ツ石山の右後方にはズングリした三頭山が見え、 その後方にもうっすらと山並みが見えているが、恐らく 丹沢山塊と思われる。

さて、休憩しながらこの後のことを考える。
今から下っても、鴨沢 16時31分の奥多摩駅行きに乗るのは不可能。
次のバスは 18時38分なので、こちらの方は待ち時間が長くなる。
そこで、浅はかにも、この山頂でユックリとし、さらには七ツ石山に登った後、初めてとなる七ツ石小屋を経由して下山し、 時間調節することにする。

上記で浅はかと述べたのは、 暗くなった中、凍った雪道を下ることの危険性まで 考えが及ばなかったためである。

13時56分、下山開始。気持ちの良い石尾根を下る。

小雲取山の斜面を下った後は、登ってくる際に巻き道を通って、 パスしてしまったヨモギノ頭を経由することにする。

写真は、ヨモギノ頭から見た石尾根。
これから目指す七ツ石山がよく見える。時刻は 14時29分。

奥多摩小屋の脇には 14時36分に到着。ここで 5分程休憩する。
小屋の標識にぶら下がっていた温度計を見ると、気温は 1℃、本日は本当に暖かい。

ところで、本日は平日なので人が少ないかと思っていたのだが、 ブナ坂に至るまでに何と 9人の登山者と擦れ違ったのには驚かされた。
本日は、登って来る際に、途中で追い抜かれた若者も含めて 5人と擦れ違っており、さらには山頂避難小屋に 2人、 そして小生が休憩している時に 1人登ってきているので、山中で合計 17人に会ったことになる。
このうち、下山者の 5人を引くと、山中に 12人もの人が泊まることになるわけで、少々ビックリである。
雲取山荘、避難小屋、テントと宿泊形式は様々であろうが、人気の山であることを改めて認識したのであった。



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