大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2015.2.3 登山


【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 5】

こちらは金峰山。 頂上の五丈岩も肉眼で確認することができる。
なお、金峰山の手前を走る尾根は、 北奥千丈岳・国師ヶ岳から南に延びている尾根である。

金峰山の右に見える山は、朝日岳。
そして、金峰山の左に見える白き山は 八ヶ岳の赤岳である。
こちらが高度を上げたため、先程の権現岳、 旭岳よりも右側部分が見え始めた という訳である。
よく見ると、赤岳の右に横岳も確認することができる。

ほぼ北側斜面を横切るように進んでいた道が、 やがて途中で大きく右に曲がり、西側斜面を横切ることになる。そのため、今まで左手樹林越しに見えていた山々が右手樹林越しに見えるようになる。
しかし、それも長くは続かず、道は再び左に曲がって北側斜面を横切るように進む。

徐々に傾斜もキツくなり始め、頂上が近い雰囲気が漂い出す。
その時、ふと後方を見ると、登山者が 1人登ってくるのに気が付いた。
先程 駐車場で会った人とは違い、若い人である。
1人で勝手気ままに登っていると、いつの間にか楽をしようと、ペースがダラダラしてしまったようで、さらにはそこに空腹感も加わり、 かなりゆっくりになっていたようである。慌てて少しスピードを上げる。

空腹感にヘロヘロになっていたにも拘わらず、結構スピードが出せることに我ながら驚く。
ほとんど人のいない山を歩くのは、自分のペースで登って行くことができて楽であるが、一方で誰とも会わず刺激を受けないと、 自分に対して甘えが出てしまっているようである。少々反省した次第。

樹林に囲まれ、展望の利かない頂上到着は 10時56分。 何とか抜かれずに済む (あるいは、その登山者が気を遣ってくれたのかもしれない)
裂石から 4時間を要した訳で、コースタイムを 30分程オーバーである。

この頂上では 5分程休んだものの、ノドを潤しただけで先へと進み、 樹林帯の中を下る。かなり空腹感が募ってきているが、ここまで来たら、やはり、食事は展望の良い場所で取りたいものである。

やがて樹林が切れた所が、 唐松尾根ルートへの分岐がある雷岩。
展望が一気に開け、思わず声を上げてしまう。

明るい日差しの下、南には 富士山が大きく裾野を広げた姿を見せており、 その手前下方に三ツ峠山御坂黒岳が見えている。
さらにその手前には、大菩薩湖がスティールブルーの水を湛えており、黒と白の光景にアクセントを加えている。
富士山の右には 節刀ヶ岳などの御坂黒岳から連なる山々が続き、 そのさらに右には毛無山が見えている。
また、毛無山の右後方に続くのは、 七面山、 大無間山などの山々であろうが、同定が難しい。

そして、それらの山々の右から、布引山、笊ヶ岳を始めとする 南アルプスのオールスター達が一気に勢揃いする。
樹林の中では断片的に見えた山々が、今は遮るもの無く連続して見えている光景は圧巻である。

写真 左の大きくズングリした山が布引山。布引山の右には笊ヶ岳が見え、 その双耳峰が確認できる。
笊ヶ岳の右には真白き上河内岳が見え、その右手前に偃松尾山と思しき、黒い三角形の山が見えている。
そしてさらに右には、聖岳、 兎岳、赤石岳 (写真 右端) が続いている。

こちらは、上の写真とかなり重複しているが、 さらに右側の山々。

聖岳、兎岳、 赤石岳 (写真 中央)荒川東岳 (悪沢岳) が並んでいる。



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