燕岳 ( 燕岳:2,763.0m ) 2014.11.21 登山



【PHOTO & 記録 燕岳 6】

 

休憩後、周囲の写真を撮りまくる。
山荘前からは、南岳より左側の山々 穂高連峰、 大天井岳など) は見えないものの、 槍ヶ岳から右にズラリと並ぶ山々を見ることができる。
まずは槍ヶ岳から 立山までが一続きとなって見え、 立山の右側手前に、白砂青松ならぬ白砂白雪の均整のとれた 燕岳が見えている。

そして、燕岳の右後方には 蓮華岳が真っ白な姿を見せており、 さらに右に鹿島槍ヶ岳餓鬼岳と続いて、 餓鬼岳の右後方には 雨飾山火打山妙高山が続く。

素晴らしい景色にテンションが上がりっぱなしであるが、こうなると早く山頂へと進みたくなる。

12時15分、山頂を目指す。
アイゼンは装着したままであったが、山荘から 燕岳へと続く稜線は、 風で雪が吹き飛ばされるのであろう、白砂や岩が露出しているところが多い。
しかし、うまくしたもので、登山者が積もった雪を踏み固めるため、登山道だけは白い雪の絨毯が敷かれている。

小さなアップダウンを繰り返しながら、イルカ岩などの奇岩の中を進む。
本日は気温が高いとは言え、稜線上は吹きさらしとなるため風が冷たい。

写真はその 『 イルカ岩 』 を振り返ったところ。
まさに奇岩。自然の為せる技に驚嘆。

今は初冬だが、真夏のビーチを思い起こさせるような構図で撮ってみた。

振り返れば、涸沢岳から 奥穂高岳 (写真 真ん中) までの連なりに加え、 奥穂高岳の左に、吊尾根、そして前穂高岳が姿を見せ始めている。

目の前には美しい燕岳、 左側は真っ白な北アルプス裏銀座の山々が続き、気持ち良く進むことができる。
この好天に心から感謝するとともに、暫し足を止めて写真を撮りまくる。

足下は雪の絨毯が続く。
風化した花崗岩、砂礫の斜面、そこに積もった雪が美しい (無雪期は雪に変わって、ハイマツが引き立ててくれる)

但し、燕山荘のサイトにおける 『 初めて燕岳へ登る方へ 』 − 『 山の歩き方 』 の中に 以下のことが書かれている。
『 2,500mの森林限界を越える所では、出来る限りストックは使わないようご協力をお願い致します。 登山道の路肩がストック使用により崩れ、雨水で浸食が始まってしまいました。 』
ストックを突き刺すことで、この砂礫地にも何らかの影響を与えている訳で、この素晴らしき自然をキープし続けるためにも、 我々登山者もできる限り協力していきたいところである。

メガネ岩を過ぎてからは、 燕岳の懐に入る。
少し急角度になった斜面を登り、山頂を巻いて北燕岳へと続く道を左に分ける。
木の階段を登り、左に曲がって岩の間をすり抜けていく。
山頂はもうすぐである。


燕 1、   燕 2、   燕 3、   燕 4、   燕 5、   燕 6、   燕 7、   燕 8、   燕 9、   燕 10、   燕 11、   燕 12  もご覧下さい。


百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る