燕岳 ( 燕岳:2,763.0m ) 2014.11.21 登山



【PHOTO & 記録 燕岳 2】

 

9時9分に第三ベンチを通過する。
道の方はこの辺から傾斜が徐々にきつくなってくる。

やがて、樹林越しに鉢伏山、そしてその後方に 八ヶ岳が見えるようになり、 さらに高度を上げていくと、うっすらとではあるが、八ヶ岳の右側に 富士山も樹林越しに見えるようになる。

こちらがその八ヶ岳方面。
うっすらとしか見えないものの、主要な山々の特徴ある形は確認できるので、たやすく山座同定することができる。
一番右は編笠山。 そして左に権現岳阿弥陀岳赤岳、横岳、硫黄岳、 天狗岳が続き、 少し間を空けて、一番左の蓼科山に至っている。

権現岳の手前に見えている山は鉢伏山である。

周囲の雪は徐々に増えてきているものの、登山道の方は良く踏まれた圧雪状態なので、 全く歩行に問題はない。アイゼンを履いている分、滑らずに効率良く登っていくことができる。

9時45分に富士見ベンチに到着。
ここでノドを潤す。本日はテルモスに暖かい紅茶を入れてきたのだが、ペットボトルのお茶で十分な陽気である。5分程休んだ後、出発。

写真は、富士見ベンチから見た富士山、 南アルプス方面。
少々ボケ気味の上、被写体自身が霞み気味ではあるものの、富士山の他、 南アルプスでは鳳凰山 (観音岳 : シラビソに隠れ気味)高嶺甲斐駒ヶ岳アサヨ峰北岳 (一番右端の山) を確認することができる。

やがて、先程から樹林越しに時々見える横通岳と、そこから東に下る尾根の向こうに、 前常念とそこから常念岳に続く尾根が見え始めるが、 常念岳はまだ見えない。

また、高度を上げるに連れ、横通岳、東大天井岳を中心に見えていた尾根に、 中天井岳、大天井岳が加わるようになる。
これらの山々は、もう山肌が真っ白である。

写真は大天井岳 (写真 中央)
大天井岳の左に見えるピークは、中天井岳。

『 合戦小屋まであと 10分 』 と書かれた標識を過ぎて暫く進むと、 高い木は疎らとなり、先程までのように樹林によって小間切れにされることなく、 大天井岳から中天井岳、東天井岳、横通岳と続く白銀の尾根を見通すことができるようになる。

『 合戦小屋まであと 5分 』 と書かれた標識を過ぎると、 周囲の木々はさらに疎らとなり、日の光が足下の雪まで届いて、その反射が目に眩しい。
振り返れば、横通岳の左後方に見える前常念からの尾根が迫り上がり、常念岳の一部が少しだけ顔を見せようとしている。

やがて、木々の間から緑の屋根が見え始め、樹林を抜けると、 合戦小屋の前に飛び出したのであった。時刻は 10時24分。

小屋前のベンチで大休止。
食事を済ませた後、周囲を見渡す。


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